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インスタンスリフレッシュと統合

公開日: Sep 16, 2025
説明

最終更新日: 2025 年 9 月 16 日

お客様組織の継続的な成長に備え、Salesforce の可用性と回復力を維持するために、Salesforce が管理するデータセンター (ファーストパーティ) では必要に応じてお客様の組織をより新しいインフラストラクチャ上に移行します。Salesforce の主要なインフラストラクチャは Hyperforce ですが、ファーストパーティを使用しているお客様には引き続きクラス最高の環境を提供するよう努めています。Salesforce はファーストパーティのインフラストラクチャを、より少ない数の近代的なデータセンターに集約し、古くなったデータセンターを廃止しています。この作業から派生した 2 つのメンテナンス作業が、ファーストパーティの組織に影響する可能性があります。

  • インスタンスリフレッシュ (IR) - すべてのお客様組織を古いソースインスタンスから新しいターゲットインスタンスに移行する作業。作業の完了後、ソースインスタンスは廃止されます。 
  • インスタンス統合 (IC) - 既存の稼働中のターゲットインスタンスにお客様組織を追加する作業。

メンテナンス作業の準備はそれぞれ異なります。ベストプラクティスに従っている場合、このメンテナンスはシームレスに行われます。この記事ではインスタンスリフレッシュメンテナンスに関するよくある質問をまとめています。

 

注意:この文書は情報提供のみを目的としたものであり、いかなる法的またはその他拘束力のある契約の一部ではありません。本文書に記載されたポリシーと手順は、Salesforce の自由裁量によって変更される可能性があります。

解決策

インスタンス統合の準備方法

  • インスタンス統合とは何ですか?
    インスタンス統合により、組織をホストするインスタンスに新しい組織が追加されます。  

  • インスタンス統合中、組織はどうなりますか?
    組織でサイト切り替えが行われ、最大 2 時間のダウンタイムが発生します。ダウンタイム中は組織にアクセスできません。

  • インスタンス統合の準備ではどのような手順を実行する必要がありますか?
    インスタンス統合にはサイト切り替えが含まれます。「サイト切り替えの概要と FAQ」を参照して、準備手順に従い、サイト切り替えがさまざまなサービスにどのように影響するかを確認してください。インスタンス統合には、最大 2 時間のダウンタイムが含まれます。ダウンタイム中は組織にアクセスできません。IP を許可リストに登録している場合や、カスタム DNS タイムアウトがある場合は、ネットワーク設定の更新が必要な場合があります。

  • インスタンス統合をオプトアウトできますか?
    いいえ。インスタンス統合はインスタンス全体に影響します。組織がオプトアウトすることはできません。

  • インスタンス統合を回避する方法はありますか?
    はい。Hyperforce へのアップグレードです。Hyperforce 上の組織はインスタンス統合の影響を受けません。Salesforceは インスタンス統合の対象となる前に組織を Hyperforce にアップグレードするように戦略的にスケジュールしています。アップグレードがスケジュールされている場合は、延期しないでください。まだアップグレードがスケジュールされていない場合は、アカウントチームに問い合わせていつでも Hyperforce への移行をリクエストできます。インスタンスリフレッシュやインスタンス統合の通知を待つ必要はありません。

  • インスタンス統合はどのような頻度で実施されますか?
    インスタンス統合には決められた頻度はありません。Salesforce では、インスタンスリフレッシュとインスタンス統合を組織ごとに 1 年に 1 回のイベントに制限するよう努めています。ただし、必要なすべての再配置に対応するために、1 つのインスタンスが複数回統合の対象になる場合があり、組織が 1 年に複数回統合の対象となる可能性もあります。

  • いつ組織がインスタンス統合の対象になるか確認する方法は?
    Salesforce は、インスタンス統合の 60 日前に製品およびサービスに関するお知らせのメールを組織のシステム管理者に送信します。また、Trust.salesforce.com の Salesforce サービスの [メンテナンス] タブでも監視できます。「優先システムメンテナンスのスケジュール」を参照して、Salesforceでさまざまなメンテナンスが通常どのようにスケジュールされているか確認してください。

  • インスタンス統合後、組織 ID は変更されますか?
    いいえ。 

  • インスタンス統合中、Sandbox 更新はどうなりますか?
    Sandbox 更新は、サイト切り替えが開始される直前に停止します。進行中の Sandbox 更新は、サイト切り替え完了後に、再開ではなく再スタートされます。サイト切り替え中に Sandbox 更新を開始することはできません。

  • インスタンス統合後、Trust 通知登録はどうなりますか?
    組織のインスタンスが変更されていないため、Trust 通知に変更はありません。

 

インスタンスリフレッシュの準備方法

  • インスタンスリフレッシュとは?
    インスタンスリフレッシュでは、組織が古いソースインスタンスから新しいターゲットインスタンスに移動されます。この作業により、組織にインフラストラクチャの改善、成長の余地の拡大、ファーストパーティデータセンターで可能な最高の可用性と回復性が提供されます。

  • インスタンスリフレッシュをオプトアウトできますか?
    いいえ。インスタンスリフレッシュはインスタンス全体の作業ですべての組織に影響します。ソースインスタンスは作業後に廃止されるため、組織をそのまま残すことはできません。

  • インスタンスリフレッシュ時に組織はどうなりますか?
    組織が新しいデータセンターに移行され、インスタンス名が変更されます。メンテナンスには最大 4 時間かかります。本番組織の移行の場合、この間は参照のみモードになります。Sandbox 組織の移行の場合、ダウンタイムが発生し、アクセスできなくなります。参照のみモードについての詳細は、「参照のみモードの概要」を参照してください。  

  • 組織がいつインスタンスリフレッシュの対象になるか確認する方法は??
    Salesforce は、インスタンスリフレッシュの 90、60、および 15 日前に製品およびサービスに関するお知らせのメールを送信します。また、Trust.salesforce.com の Salesforce サービスの [メンテナンス] タブでも監視できます。「優先システムメンテナンスのスケジュール」を参照して、Salesforce でさまざまなメンテナンスが通常どのようにスケジュールされているか確認してください。  

  • インスタンスリフレッシュの準備に必要な手順は?

    Salesforce のベストプラクティスに従うことが重要です。インスタンスリフレッシュ後も組織にアクセスできるようにするには、メンテナンス前に次のベストプラクティスを確認し、必要な手順を実行します。  

     

インスタンスリフレッシュ後にこれらのアクションを実行するように準備します。

    • インスタンスリフレッシュ後にインテグレーションの問題が発生した場合は、インテグレーションを更新します。
    • インスタンスリフレッシュ完了後もログインページに「Maintenance in Progress (メンテナンス中)」アラートが表示され続ける場合は、DNS キャッシュを更新してください。
    • 組織で Einstein ボットを有効にしている場合は、[設定] で Einstin ボットを無効にしてから再度有効にして、Einstein.AI に対する新しい組織認証をトリガーします。
  • インスタンスリフレッシュ後、組織 ID は変更されますか?
    いいえ。

  • インスタンスリフレッシュ後、標準メンテナンス期間とリリース期間は変更されますか?
    時々そうなります。通常、組織が新しいインスタンスに到達すると、リリース期間とメンテナンス期間はソースインスタンスと同じになります。まれに、組織のメンテナンス期間またはリリース期間を変更する必要がある場合は、インスタンスリフレッシュの前に Salesforce から組織のシステム管理者に通知されます。

  • インスタンスリフレッシュ後、古いデータセンターのデータはどうなりますか?
    インスタンスリフレッシュが完了すると、古いデータセンターでインスタンスをホストしていたハードウェアは廃棄されます。Salesforce の手順はコンプライアンスとセキュリティの要件を満たしており、以前のデータセンターからデータが持ち出されないようにしています。Salesforce にとってお客様の信頼は最重要事項です。

  • インスタンスリフレッシュ後、Trust 通知登録はどうなりますか?
    Salesforce は、ソースインスタンスの既存の登録者をターゲットインスタンスの通知に自動的に登録します。

  • インスタンスリフレッシュ中、Sandbox 更新はどうなりますか?
    Sandbox 更新キューは、インスタンスリフレッシュが開始される 4 時間前から一時停止されます。進行中の Sandbox 更新は、インスタンスリフレッシュが完了してから 24 時間後に、再開ではなく再スタートされます。

  • インスタンスリフレッシュ中、週次エクスポートや Apex コールアウトなどのスケジュール済みアクティビティはどうなりますか?
    週次エクスポートや Apex ジョブなどのスケジュール済みアクティビティは、インスタンスリフレッシュの前に一時停止され、インスタンスリフレッシュの完了後に再開されます。インスタンスリフレッシュ中に実行がスケジュールされているジョブは、メンテナンス期間終了時に開始されます。

    インスタンスリフレッシュの前に実行されていたジョブが後でエラーを返した場合、ジョブを再スタートして期待した結果を得ることができます。最適なエクスペリエンスを得るには、大規模なジョブや実行時間の長いジョブをインスタンスリフレッシュの完了後にスケジュールし直すことをお勧めします。

    インスタンスリフレッシュ中、外部サービスへの Apex コールアウトは引き続き実行されます。ただし、Salesforce アプリケーションは参照のみモードであるため、Salesforce へのフォローアップの更新が失敗する可能性があります。問題を回避するために、参照のみモードでこれらのコールアウトの実行を停止する手順を実行することをお勧めします。ガイダンスについては、「参照のみモードの Apex コールアウト」を参照してください。

  • インスタンスリフレッシュ後、インテグレーションはどうなりますか?
    通常、サードパーティインテグレーションを含め、インテグレーションは自動的に再開されますが、問題が発生した場合はインテグレーションを再起動してください。再起動すると DNS ルックアップキャッシュがクリアされるため、インテグレーションで新しいデータセンターの IP アドレスが検出されます。再起動手順は変わる可能性があるため、特定のインテグレーションにログインして再起動する具体的な手順については、インテグレーション開発者または AppExchange で確認してください。

  • インスタンスリフレッシュ後、証明書はどうなりますか?
    各インスタンスには一意の証明書があるため、インスタンスの更新後に証明書が変更されます。サーバー証明書の固定はお勧めしません。証明書を固定する必要がある場合は、Mozilla ルートのピンセットを作成し、Certificate Changes Trailblazer Community グループ をフォローして、ファーストパーティ本番組織の証明書の変更の通知を確認します。証明書を固定している場合は、なるべく早くその方法を止めることをお勧めします。詳細は、「Salesforce の証明書」を参照してください。

  • インスタンスリフレッシュ後、メール-to-サービスのアドレスはどうなりますか?
    メール-to-ケースやメール-to-Salesforce などのメール-to-サービスアドレスは影響を受けません。以前のインスタンスは引き続きアドレスに追加されます。ただし、インスタンスリフレッシュ完了まで配信が遅延する場合があります。

  • インスタンスリフレッシュ後、Live Agent または SOS の実装はどうなりますか?
    Live Agent または SOS を使用する場合は、Web ページでエンドポイント URL をハードコードしないでください。URL はインスタンスリフレッシュ後に変更される可能性があります。リリースコードには組み込みリダイレクトがありますが、IR の完了後にコードの URL を更新してサービスが中断されないようにすることをお勧めします。詳細は、「サーバーエンドポイント URL が更新された後にチャットが動作しない」を参照してください。

  • インスタンスリフレッシュ後、Salesforce for Outlook (SFO) OAuth トークンはどうなりますか?
    インスタンスリフレッシュ後に SFO からログアウトされ、設定ウィザードを使用して再度ログインするように促されます。再ログインできない場合は、「Salesforce for Outlook OAuth 再認証」を参照し、Salesforce for Outlook & Email Connect Trailblazer Community グループで質問してください。

  • インスタンスリフレッシュ中、大規模プラットフォームイベントと変更データキャプチャはどうなりますか?

    • 一部のイベントは移行されません。イベントバスの仕組みにより、インスタンスリフレッシュより前に公開された一部のイベントは新しいインスタンスで使用できなくなります。
    • 2 時間の保持期間は失われます。通常の 72 時間以内であっても、インスタンスリフレッシュより前に発生したイベントを再実行したりアクセスしたりすることはできません。
    • ReplayID は不連続になります。インスタンスリフレッシュ後に公開された新しいイベントの ReplayID は、以前の ID に関連しません。購読者は、インスタンスリフレッシュより前に存在していたストリーム内のポイントからイベントを再生できません。

イベントを保持するには、インスタンスリフレッシュの前にイベントバスを外部システムに排出します。ストリーミング API クライアント、Apex トリガー、フローなどのイベントの購読者に変更を周知します。詳細は、「参照のみモードでのイベントの公開」を参照してください。

  • インスタンスリフレッシュ後、イベントログデータはどうなりますか?
    インスタンスリフレッシュ後、イベントログデータは完全には保持されません。システムは監視イベントの入力に夜間プロセスを使用します。そのため、インスタンスリフレッシュの開始日から終了までのメンテナンス期間中に作成されたログデータは新しいインスタンスに移動されません。これにより、その期間のイベントログにギャップが生じます。

  • サードパーティのコンテンツ配信ネットワーク(CDN)を使用している場合、インスタンスリフレッシュ後どうなりますか?
    CDN を介した接続を維持するには、インスタンスリフレッシュの前に CDN の設定と証明書を事前に更新し、メンテナンスの完了後すぐにステージング環境で変更を徹底的にテストする必要があります。

    • プライマリドメイン customer.my.salesforce.com の場合:

      • インスタンスリフレッシュ前に、CDN の設定でオリジンを更新し、変更をステージング環境にプッシュする必要があります。
      • インスタンスリフレッシュ後、すぐにステージングで新しい設定をテストします。すべてが正しく機能することを確認した後にのみ本番にリリースします。
    • Visualforce または ContentForce ドメインの場合 (例: customer--c.$NA10.content.force.com)

      • customer.my.salesforce.com ドメインと Visualforce/ContentForce ドメインの新旧両方のインスタンス名をカバーする新しい SSL 証明書を取得する必要があります。たとえば、customer--c.NA10.content.force.comcustomer--c.NA42.content.force.com のようになります。

      • この新しい証明書を CDN プロバイダーと共有してデプロイできるようにします。
      • 新しい証明書がデプロイされたら、3 つのエンドポイントすべてについて、新しい Visualforce/ContentForce ホスト名とオリジンで CDN 設定を更新し、これらの変更をステージング環境にプッシュします。
      • プライマリドメインと同様に、本番にリリースする前にインスタンスリフレッシュの直後にステージング設定をテストします。

注意: 新しい証明書の取得とサードパーティ CDN プロバイダーとの連携には数日かかる可能性があリマス。インスタンスリフレッシュの 2 週間前までに余裕を持ってプロセスを開始してください。

注意: Akamai を使用して  MyDomain.my.salesforce.comMyDomain.lightning.force.comMyDomain—c.documentforce.comMyDomain--PackageName.visualforce.com、MyDomain—c.InstanceName.content.force.com、or MyDomain--PackageName.InstanceName.visual.force.com ホスト名に特化したアクセラレーションを使用している場合は、インスタンスリフレッシュの前にオリジンを更新して設定を CDN 内のステージングにプッシュする必要があります。インスタンスリフレッシュの直後、本番にリリースする前に、ダイレクトアクセスとステージング作業テストして期待どおりに動作するか確認します。これは特殊な設定です。聞いたことがない場合は、組織に該当しない可能性があります。

この種の特化した CDN アクセラレーションは、Salesforce Edge ネットワークに置き換えられつつあります。通常、Salesforce では、この種の特化した設定へのホスト名の追加はサポートされていません。今後は、Salesforce サポートと協力して Salesforce Edge ネットワークに移行することをお勧めします。このプロセスには、Salesforce の研究開発部門が、特化したアクセラレーションで使用される DNS 設定の上書きを削除する作業が含まれます。

  • 他にも質問がある場合はどうすればいいですか?
    Trailblazer Community Salesforce Service Delivery グループで質問を投稿したり、他の Salesforce ユーザーとコラボレーションしたり、Salesforce ヘルプからお問い合わせを起票することができます。

 

その他のリソース

ナレッジ記事: ハードコード化された参照の更新

ナレッジ記事: Salesforce のメンテナンス中、組織にどのような影響があります?
ナレッジ記事: Salesforce 許可すべき IP アドレスとドメイン 
ナレッジ記事: 組織移行またはインスタンスリフレッシュ後のイネーブルメントサイト (myTrailhead) へのアクセスに関する問題の解決
Trailblazer Community: Salesforce Service Delivery

Salesforce マルチテナントアーキテクチャの詳細については下記を参照してください。

ナレッジ記事番号

000387056

 
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