Summer '17 リリースより、効果のない一致ルールの有効化を防止する機能が導入されました。詳細は、Summer '17 リリースノートの「有効にできない、効果のない一致ルール」 を参照してください。
デフォルトでは、100 件以上の同一の一致キー値が含まれるすべてのセットの合計が一致キーの総数の 2% を超える場合、一致ルールの有効化がブロックされます。
一致キーについての詳細は、「一致ルールで使用される一致キー」を参照してください。
簡単な例:
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名前でのみ照合する取引先の一致ルールがあるとします。
ここでは、10,000 件の取引先があるとします。名前に値「A」が含まれるレコードが 150 件、「B」が含まれるレコードが 300 件、相互に完全に一意の値が含まれるレコードが 9,550 件あります。
この例の場合、次のようになります。
-- ルールを有効化すると、レコードごとに一致キー値が生成されるため、10,000 件の一致キーがあります。
-- 100 件以上の重複があるセットに 450 (150 + 300) 件の一致キーがあります。
-- 450 / 10,000 = 0.045 (4.5%) になります。
結果: 100 件以上の重複がある一致キーの数が一致キーの総数の 2% を超えるため、一致ルールの有効化は失敗します。
照合方法として「完全一致」のみを使用するルールの場合、どの項目も暗号化されていない組織で次のクエリを使用できます。
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別の例:
検索条件ロジック:
(Account: NameExactMatchBlank = FALSE) and ((Account: PhoneExactMatchBlank = FALSE) or (Account: ShippingCityExactMatchBlank = FALSE))
10,000 件の取引先があると仮定します。
合計レコード数を確認するため、以下のクエリを実行します (ごみ箱内のレコードも含まれます)。
SELECT Name, ShippingCity FROM Account WHERE Name != 'null' and ShippingCity != null GROUP BY Name, ShippingCity HAVING COUNT(Id) > 100 ORDER BY COUNT(Id) DESC LIMIT 10
この結果、同じ名前 (Name) と配送先住所 (Shipping City)を持つレコードが 200 件取得されたとします。
SELECT Name, Phone FROM Account WHERE Name != 'null' and Phone != null GROUP BY Name, Phone HAVING COUNT(Id) > 100 ORDER BY COUNT(Id) DESC LIMIT 10
この結果、同じ名前 (Name) と電話番号 (Phone) を持つレコードが 100 件取得されたとします。
次に、生成可能なキーの総数を確認します。
SELECT Name, ShippingCity FROM Account WHERE Name != 'null' and ShippingCity != null
このクエリが 5,000 件の結果を返すとします。
SELECT Name, Phone FROM Account WHERE Name != 'null' and Phone != null
このクエリが 7,000 件の結果を返すとします。
キーの総計 = 5,000 + 7,000 = 12,000
重複の総計 = 200 + 100 = 300
重複の割合 = 300 / 12,000 = 2.5% となるため、一致ルールの有効化は失敗します。
全体として、実数データに対する減算の影響は無視できる程度です。重複件数は通常、2% や 5% といった境界値付近に存在せず、わずかな割合が問題となることはありません。したがって、一致条件のすべての条件を単純に加算するだけで計算を簡素化できます。
Classic の場合:
[設定] | [データの管理] | [重複管理] | [一致ルール] | (有効化する一致ルール名を選択)
Lightning の場合:
[設定] | [データ] | [重複管理] | [一致ルール] | (有効化する一致ルール名を選択)
オプション 1: ルール条件を変更して、同一の一致キー値が含まれるレコード数を絞り込みます。
たとえば、上記の例では、「A」という名前の各取引先はオフィスの物理的な所在地を表している可能性があります。これらは実際に「重複」しているわけではなく、[名前] 以外の項目 ([サイト] や [郵便番号(請求先)] など) で区別されます。そのため、[サイト] や [郵便番号(請求先)] を取引先の一致ルールに追加すれば、同じ名前を持つ重複していないこれらの取引先がルールで識別されます。これにより、同一の一致キー値が含まれるレコードの数が減り、ルールを有効化できるようになります。
オプション 2: 既存のデータの重複を排除します。
たとえば、上記の例では、「B」という名前のすべての取引先が実際に重複しているか、テストデータの可能性があります。これらの重複を排除すると、同一の一致キー値が含まれるレコードの数が減り、ルールを有効化できるようになります。
注意:
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SELECT Count(Id), Email FROM Lead GROUP BY Email HAVING COUNT(Id) > 100 ORDER BY COUNT(Id) DESC LIMIT 10
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この方法では、完全一致のみが識別されるため、特にあいまい一致を使用する場合は、重複する一致キーが生成されるすべてのインスタンスをキャッチできない可能性があります (一致キーの生成方法については、上記のリンクされたドキュメントを参照してください)。それでも、この種のクエリは、重複する一致キーが生成されるレコードの多くを識別するのに役立ちます。
オプション 3: 上記のどちらも実行できない場合は、組織の「同一の一致キーのしきい値(Identical Match Key Threshold)」の引き上げについて Salesforce サポートへお問い合わせください。その際、ビジネスケースの詳細な説明と、上記のオプション 1 および 2 が現実的なソリューションでない理由をお知らせください。厳しいビジネスケースの場合、サポートはこの制限を 2% (デフォルト) から 5% (ハードリミット) に引き上げることができます。ただし、これにはいくつかの考慮事項があります。
a) これにより、効果のないルールのチェックが削除されるわけではありません。有効化をブロックする、一致キーの総数に対する重複する一致キーの割合 (%) が増加するだけです。この制限を引き上げてもルールの有効化がブロックされる場合、オプション 1 または 2 を使用して、同一の一致キー値が含まれるレコードの数を減らす必要があります。
b) 重複ルールでは、レコードの保存時に最大 100 件の一致候補のみが返されます。既存の重複が 100 件を超えている場合、重複ルールによって提供される重複候補の一部はユーザのリストに表示されません。これが、100 件以上の重複があるレコードの割合 (%) を確認するように効果のない一致ルールのチェックが設計されている理由です。同一の一致キーのしきい値を引き上げると、ルールを有効化できるようになる可能性がありますが、100 件以上の重複があるレコードの割合 (%) が高い状態でルールを有効化すると、既存の重複の一部がユーザのリストに表示されない可能性が高くなります。
たとえば、上記の例では、制限を引き上げるとルールを有効化できるようになりますが、ユーザが「A」という名前の別の取引先を作成すると、150 件の一致候補のうち 100 件しかリストに表示されません。
注意:ごみ箱内のレコードも一致ルールの判定対象となります。一致ルールを有効化できない場合は、ごみ箱を空にしたうえで、Salesforce サポートに該当オブジェクトに対する物理削除 (PD) の実行を依頼してください。
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