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Salesforce の帯域要件

公開日: Feb 10, 2025
解決策

ユーザに必要な帯域幅

Salesforce は、高速、ダイヤルアップ、ワイヤレスのインターネット接続で適切なサイトパフォーマンスが得られるように、できるだけ小さな帯域幅を使用するように設計されています。
  • 平均ページサイズは 90KB 程度ですが、Salesforce では HTTP 1.1 標準で定義された圧縮がサポートされていて、HTML コンテンツはインターネット上でユーザのコンピュータに向けて送信される前に圧縮されます。表示されるページには画像コンテンツがないため、送信データ量は圧縮によって 1 ページあたり最小 10KB まで削減されます。サイトは帯域幅要件を最小限に抑えるように設計されました。画像ではなく色分けが多く使用されているのはこのためです。Salesforce の平均的なユーザは、1 日に Salesforce サイトで約 120 ページを表示することが知られています。ただし、ページをカスタマイズした場合、特にページに Visualforce コンポーネントを追加した場合は、正確なページサイズを測定することをお勧めします。
  • Salesforce アプリケーションはステートレスであるため、Outlook のような従来のクライアントサーバアプリケーションとは異なり、ページが読み込まれた後にバックグラウンドで通信を行う必要はありません。そのため、ページが読み込まれた後は、ユーザが Salesforce に対してクエリを実行するか、情報を書き込むまで、追加の帯域幅は不要です。
  • 実際には、他の一般的に使用されるプログラムの帯域幅要件の方がより大きなインターネット帯域幅を必要とします。また、お客様との協力でわかったことですが、メール (ビジネス、個人)、メール添付ファイル、ニュース、ストリーミング動画、株価の最新情報などが、使用可能な帯域幅をかなり大きく消費しています。こうしたことから、確実にネットワークサービスの全体的な需要を評価するには、すべての活動を測定することをお勧めします。その一例として、アカウントエグゼクティブが顧客に 7MB もある PowerPoint のマーケティングパンフレットを送信している場合などが考えられます。
  • 「ピーク帯域幅/ユーザ数 = ユーザあたりの平均帯域幅」という公式を適用しても、Salesforce での平均的なユーザの平均帯域幅使用量を正確に表すことはできません。Salesforce で 1 秒あたりに処理されるすべてのお客様からの合計トランザクション数は、個々のお客様のトランザクション数よりもはるかに多くなります (すべてのユーザが同時にページを読み込むわけではないため)。

端的に言えば、インターネットの特性と個々の会社の使用方法のため、お客様の帯域幅を特定するのは困難です。ネットワーク遅延、ピアリングの問題、上流のプロバイダでの帯域幅、ユーザによる Salesforce.com 以外の用途のインターネット接続などはすべて接続の体感パフォーマンスに影響を及ぼし、適切なパフォーマンスを維持するために必要な帯域幅もそれによって異なります。適切な帯域幅とネットワークリソースの測定、割り当て、監視のために、ネットワーク専門家の支援を受けることをお勧めします。 

HTTP 1.0 と HTTP 1.1 の比較

一般的な Web ページ (ハイパーテキストマークアップ言語 (HTML) ドキュメント) には、多くの組み込みオブジェクトが含まれています。現在では、20 以上のオブジェクトが組み込まれていることもよくあります。多数の組み込みオブジェクトに象徴されているのは、Web 転送プロトコルであるハイパーテキスト転送プロトコル (HTTP) が設計された当初に比べて環境が変化したことです。

その結果、各オブジェクトに対して別々の TCP 接続を作成する HTTP/1.0 では同じサーバからの複数の要求を効率的に処理できなくなりました。各オブジェクトは独立したオブジェクトであるため、別々に取得 (または変更のために検証) されます。そのため、Web クライアントの一般的な動作は、ベース HTML ドキュメントを取得し、その直後に組み込みオブジェクトを取得するというものです。これらのオブジェクトは通常は、同じサーバに置かれています。

最近リリースされた HTTP/1.1 標準は、この問題に対応するように設計され、1 つの接続でのオブジェクトの複数送信を推奨しています。

HTTP/1.0 では、操作ごとに新しい TCP 接続を開いて閉じます。ほとんどの Web オブジェクトは小さいため、この方法ではパケットの大部分が接続を開いたり閉じたりするために使用される TCP 制御パケットだということになります。さらに、TCP 接続が最初に開かれるときには、スロースタートと呼ばれるアルゴリズムが使用されます。スロースタートでは、最初のいくつかのデータパケットを使用してネットワークを調べ、最適な送信速度を決定します。Web オブジェクトは小さいため、ほとんどのオブジェクトは TCP 接続のスロースタートアルゴリズムが完了する前に転送されます。つまり、ほとんどの HTTP/1.0 操作では、TCP を低い効率で使用することになります。その結果、輻輳と不要なオーバーヘッドが発生し、大きな問題になっていました。

HTTP/1.1 では、連続する操作の間は TCP 接続を開いたままにします。この手法は「永続接続」と呼ばれ、接続を複数回開いて閉じることのコストを排除し、スロースタートの影響を小さくするという効果があります。永続接続は、現在の HTTP 1.0 の複数の短い TCP 接続を並列で実行する手法よりも効率的です。注意: これらの永続接続は、ページ読み込み中のみ開いているもので、バックグラウンドで開いたままにはなりません。

さらに HTTP/1.1 では、各種データ型のトランスポート圧縮が有効になっているため、クライアントはデータ圧縮を使用して非圧縮の HTML (またはその他の) ドキュメントを取得できます。HTTP/1.0 にはトランスポート圧縮のための十分な機能がありません。

お客様には、HTTP 1.1 標準に準拠しているブラウザを使用することを常にお勧めします。それによって、Salesforce のサービスを使用する際の効率が向上します。

ナレッジ記事番号

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