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非効率な関連リストを改善する

公開日: May 13, 2026
説明
関連リストレコードが多数ある詳細ページでは、ページの読み込み速度が低下したり、操作性に問題が生じたりする可能性があります。この記事では、ページを改善し、適切な種類の関連リスト情報を提供する方法についての推奨事項を紹介します。 
解決策

適切に設計された Salesforce のページでは、ユーザーが必要とする適切な量の情報を提供します。詳細情報が不十分だと、ユーザーは作業プロセスで複数のページを移動しなければならず、作業速度が低下します。ただし、提供する情報が多すぎると、ユーザーはニーズに無関係の情報を解析しなければなりません。また、情報量が多すぎると、Salesforce がページに必要なすべての情報を収集して表示する際にページの応答性が低下します。


詳細ページで関連リストを非効率的に使用することは、ページで提供する情報が多くなりすぎる場合の一例です。
 

関連レコードの数が増えるにつれてページも拡大するため、ユーザーは求める情報を見つけるためにより多くの情報をスクロールする必要があります。また、関連レコードの数が増えると、Salesforce がすべての必要な関連レコード情報を取得する際のページ読み込みのオーバーヘッドが増加します。

この記事では、関連リストが使用され、表示されるしくみを理解することによって、ページの応答性とページデザインを向上させる方法についての推奨事項を紹介します。

 

関連レコードの数の削減

 

経験則として、関連レコードが 10,000 件以上あると、重大な応答性の問題が発生すると共に、関連リストの読み込みエラーが発生する可能性があります。ただし、1 つの関連リスト内の関連レコードがたとえ 1,000 件でも、ユーザーにとって操作しやすいとは言えません。関連リストに表示される関連レコードが数千件にのぼり、それが想定外の事態である場合は、データ品質に問題が生じている可能性があります。これは、複製したデータやそれ以外の理由による重複データ、適切に削除または更新されなかったデータがあることが考えられます。これらのレコードを削除 (以下のごみ箱を空にするも参照) すると、応答性と使いやすさが向上します。

不適切なデータがあるかどうかを判断するには、関連オブジェクトのデータを分析します 。削除または関連付けを解除したはずの関連レコードが表示されているとユーザーが報告している場合は、一部のデータ操作が正常に完了していない可能性があります。データを適切に保つための一般的な推奨事項については、「6 Steps Towards Top Data Quality」(データ品質を高める 6 つのステップ) を参照してください。

1 つの親レコードに関連するレコードが大量にある場合は、誤ったデータスキューの兆候である可能性もあります。データを再設計してデータスキューを回避する方法については、次の記事を参照してください。

 

関連リストの数の削減

 

関連リストを使用してページにすべての関連レコードのリストを追加しようとすることがあるかもしれませんが、ユーザーは通常、必要な情報を取得するために関連レコードをすべて見る必要はありません。

ページレイアウトから不要な関連リストを削除し、特定のユーザープロファイルに適用されるレイアウトをコントロールすることによって、ページの使いやすさと応答性を高めることができます。ページレイアウトは特定のユーザープロファイルに合わせて定義できるため、特定のユーザープロファイルに必要な関連リストのみが表示されるようにページレイアウトを変更できます。たとえば、マーケティングユーザープロファイルには取引先に関連付けられたすべてのケースを表示する必要がない場合は、その関連リストをマーケティングプロファイルの取引先ページレイアウトから削除できます。ユーザーと協力して、どの関連リストが本当に必要か、どのリストを省略できるかを判断します。

ページレイアウトから関連リストを削除する方法については、次の情報を参照してください。

高度なページレイアウトエディターのユーザーインターフェース要素」の「関連リスト」セクション

ページレイアウトを特定のユーザープロファイルに割り当てる方法については、次の情報を参照してください。

ページに表示される関連リスト情報を絞り込むその他の方法についての詳細は、次の記事を参照してください。

 

関連リストに表示される項目の絞り込み

 

関連リストに表示されるすべての項目がユーザーに必要とは限りません。ページレイアウトを編集して、不要な項目を削除できます。上記の例では、取引先責任者の役職項目は関連リスト情報に表示する必要がない場合があります。関連リストに表示する項目を編集する方法については、「関連リストのカスタマイズ」を参照してください。

項目を削除するときに、ページレイアウトの関連リストプロパティで関連リストの並べ替えに使用する項目を設定することもできます。インデックス付きの項目を選択すると、Salesforce が関連レコード情報を取得する際の応答性が向上します。ただし、ユーザーは関連リストを並べ替える項目について独自の設定を行うことができます。インデックス付きの標準項目についての詳細は、「Query & Search Optimization Cheat Sheet」(クエリと検索の最適化早見表) を参照してください。

ユーザーにアンケートを実施して、必須の項目と削除できる項目を判断します。「取引先関連リストに関するパフォーマンス調整のヒント」では、不要な関連リスト項目の削除に関するその他の詳細を紹介しています。

 

表示される関連レコード数の削減

 

詳細ページの下部にある [Always show fewer/more records per related list] (関連リストごとのレコードの表示件数を常に減らす/増やす) では、デフォルトで表示される関連レコードの数をユーザーがコントロールできます。この設定はすべてのレコードページにデフォルトで適用されるため、ユーザーが特定のオブジェクトの関連レコードの表示のみを増やす場合に誤ってこの設定を調整すると、他のオブジェクトページに表示される情報が多くなりすぎる可能性があります。

リストごとに表示される関連レコードの数を減らすと、ユーザーは (リストで最も関連性の高いレコードを先に表示するように) リストを並べ替える方法をカスタマイズするよう促されることがあります。ユーザーが並べ替え項目を設定している場合は、ページレイアウトの関連リストプロパティですべてのユーザーに適したインデックス付きの並べ替え項目を選択できる可能性があります。インデックス付きの項目を選択すると、Salesforce が関連レコード情報を取得する際の応答性が向上します。

 

関連リストの代わりにカスタムリンクを使用

 

レイアウトから関連リストを削除しても、ユーザーが引き続きレコードの関連リストに移動できるようにするには、ページレイアウトに関連レコードのカスタムレポートに移動するカスタムリンクを追加します。詳細は、「カスタムボタンとカスタムリンクの定義」および「カスタムボタンとカスタムリンクの例」を参照してください。


前の例では、ケース関連リストをカスタムリンクに置き換えることができます。
 
 

関連リストレコードの読み込みの延期

 

Salesforce では、ページを表示してすぐではなく、非同期で関連リストを読み込むように設定できます。これにより、ページの読み込み速度がわずかに上がる可能性がありますが、現在のユーザーエクスペリエンスは変わりません。[設定] [アプリケーションの設定][カスタマイズ][ユーザーインターフェース] の順に移動して、[関連リストの別途読み込みを有効化] 設定を有効にします。

この変更は単にデータの読み込みを延期するだけです。そのため、数十万件の関連レコードが残っている場合は、非同期読み込みの実行が不安定になったり、失敗したりすることもあります。

詳細は、「Customizing User Interface Settings」(ユーザーインターフェースの設定のカスタマイズ) の「関連リストの別途読み込みを有効化」設定を参照してください。

 

Visualforce を使用した関連リストの置き換え

 

関連リスト情報が頻繁に更新され、ユーザーにとってページの関連リスト情報がすべて必要である場合は、関連リストをカスタム Visualforce コンポーネントに置き換えることを検討します。開発の作業量が少ない場合は、Visualforce を作成し、取得する関連情報やその情報の表示方法を全面的にカスタマイズできます。

非常にシンプルな例として、単一のページにすべての情報を表示するのではなく、Visualforce を使用してページの個別のタブに関連情報を表示できます。先ほど使用した取引先ページの例では、次のように変更できます。
 
   このアプローチについては「 Visualforce ページによる既存のページの上書き 」で詳しく説明しています。タブパネルの switchType 属性を使用して、タブのコンテンツの延期された読み込みをコントロールすることもできます。

より高度な Visualforce 関連リストの置き換えでは、コントローラーで SOQL を使用してクエリ検索条件を適用すると共に、SOQL LIMIT 句を使用して取得する関連レコード数を制限できます。

関連リストを Visualforce に置き換える方法についての詳細は、次の情報を参照してください。

    
ごみ箱を空にする
 

削除したレコードは関連リストに表示されませんが、関連レコードがごみ箱にある場合は引き続き影響を与える可能性があります。関連リストに表示するレコードを Salesforce が取得する際は、ごみ箱内のレコードを考慮して除外する必要があります。また、ごみ箱が空になった後も、物理削除プロセスによって完全に削除されるまでは、レコードが応答性に影響する可能性があります。関連レコードの一括削除を実行する場合は、必ずごみ箱を空にすると共に、Salesforce サポートで物理削除のスケジュールを設定してください。

ごみ箱を空にする方法についての詳細は、ごみ箱の使用に関する記事を参照してください。カスタムオブジェクトの一括削除を実行する場合は、「カスタムオブジェクトの切り捨て」も参照してください。

 
ナレッジ記事番号

000386522

 
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