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Salesforce Billing を使用した請求書実行の実装のベストプラクティス

公開日: Nov 25, 2025
説明
Salesforce Billing を使用すると、複雑な請求要件や電子決済を自動化し、タイムリーな請求と現金回収を実現できます。請求書の作成と転記を適切に自動化するために、以下のベストプラクティスをお勧めします。これらのベストプラクティスは、経験豊富なパートナーによる請求ソリューションのスコープ設定、設計、実装に代わるものではありません。
解決策
請求書実行を使用すると、わずかな設定だけで大量のレコードを作成できます。そのため、本番稼働の準備をするときや本番環境に変更を加えるときには、計画の策定と Full Sandbox でのテストが欠かせません。 

権限

(請求書スケジューラを使用して) 請求書実行を作成するユーザーは、 この記事で説明されているように、請求書の作成と転記を行うための権限をすべて持っている必要があります。請求書をはじめ多くの「請求」オブジェクトは、「取引先」と主従関係にあり、権限設定を共有していることに注意してください。これは、非公開共有モデルを使用する場合に特に重要になります。また、システム管理者のユーザープロファイルを持つユーザーに、すべての請求書実行を作成させる方法もあります。この方法では、新しいリリースやその他の変更に必要となるテストの量が大幅に削減されます。請求書実行を作成したユーザーを無効にする必要がある場合は、 こちらのナレッジ記事にある問題の修正手順を参照してください。 


小さく始める

[注文] の [請求書バッチ] 項目を使用して、小さな実行を作成してテストします。最終的に使用する実際のサイズの実行になるまで作成を重ねます。なお、請求書実行では Apex ジョブが作成され、「 実行ガバナと制限」が適用されます。これによって、一度の実行で請求書発行のために取得できる注文商品と利用状況概要の数が決まります。どの時点でガバナ制限を超えるかは、組織の設計によって異なります。合計が約 200,000 を超える場合はスケールテストを行うことをお勧めします。大規模なバッチを小さなサイズに分割する必要がある場合、取引先名または請求取引先名の最初の文字に基づいて請求書バッチを割り当てるという簡単なカスタマイズによって、注文を請求書の統合のためにまとめておくことができます。 [請求書バッチ] 項目が null に設定されている場合、[請求書バッチ] 項目が同様に null になっている注文のみが選択されることに注意してください。すべての注文の [請求書バッチ] 項目が null である場合と、すべての注文が null でない場合以外は、すべての注文を選択することはできません。null は複数選択リストの値に追加できる値ではありません。

最初は請求書を自動的に転記しないでください。エラーが発生すると、何百、何千もの転記済み請求書を再作成する必要がありますが、請求書は 1 件ずつ [ キャンセル & 再請求] する必要があります。一括でキャンセルして再請求する機能はありません。請求書が転記されていない場合、請求書を簡単にキャンセルでき、関連する注文商品は [ クリーンアップ] 機能を使用してリセットできます。 

データモデルに注意を払います。請求書の作成または転記によって変更される取引先の 積み上げ集計項目は、取引先レコードの一部またはすべてのオートメーションをトリガーし、 行ロックエラーやガバナ制限超過が原因で請求書作成が失敗する可能性があります。
 

オートメーション

請求書や請求書品目オブジェクトにトリガーを追加するときは注意が必要です。また、徹底的にトリガーをテストします。これらのトリガーは、請求書の作成および転記時に複数回起動される可能性があります。たとえば、請求書スケジューラを使用して請求書を作成し、転記する場合、テキスト項目を更新するために請求書の単純な更新トリガーが 5 回起動します。ベストプラクティスは、トリガーではなく、一括処理ジョブを使用して請求書実行の完了後に請求書の更新を実行することです。 

オートメーションを追加する場合は、次の選択リストの状況項目のいずれかが [キューに登録済み] に設定されている場合にオートメーションによってレコードが起動または更新されないことを確認します。 「キューに登録済み」とは、レコードが非同期プロセスからの更新を待っているということです。完了する前にレコードを更新すると、不正なデータを含む「スタック」レコードが作成される場合があります。

  • 請求書、請求書品目、貸方票品目、借方票品目の課税状況
  • 注文商品の税金の計算状況
  • 収益スケジュールの収益トランザクションの状況
  • 注文商品、請求書品目、貸方票品目、借方票品目の収益スケジュールの状況
  • 収益スケジュールの収益アグリーメント割り当ての状況
また、[請求書状況] または [請求書品目の状況] の値が [開始済み] または [Post in Progress] (転記処理中) であるときにはオートメーションが起動されないことを確認します。これらは、請求管理パッケージを使用する場合専用の中間段階の状況です。

請求書実行後のエラー修正。 請求書実行の終了時に一部またはすべての請求書を再作成するには、次の手順に従います。
  1. 保持する請求書を転記します。転記はコードまたは Dataloader を使って実行できます。外部の税金インテグレーションを使用している場合、リストビューでは一度に 1 件の請求書のみ転記できます。 
  2. 必要に応じて、請求書実行の状況を [完了] から [エラーで終了] に変更します。
  3. [クリーンアップ] ボタンを使用して、残りのドラフト請求書をキャンセルし、注文商品をリセットして請求書を再作成できる状態にします。

請求書スケジューラの命名規則。Apex ジョブを請求書スケジューラとして明確に識別できる名前を選択し、[ Cancel Upcoming Invoice Runs] (後続の請求書実行をキャンセル) を使用する場合に名前を [設定] > [スケジュール済みジョブ] で簡単に見つけられるようにします。
  • 例:「INV 一括処理 5 月末」 という名前を付けると、支払実行や他の月次実行と区別できます。

ダッシュボードコンポーネントやレポートは、作成内容や注意が必要な請求書をすばやく確認できて便利です。たとえば次のようなものに注意します。
  • [是正措置 (支払実行)] = [アクションが必要] の請求書
  • [状況] が [転記済] または [ドラフト] でない請求書
  • [課税状況] = [完了] または [警告] の請求書品目
  • [請求書品目] 状況 = [ドラフト] の転記済み請求書 
  • [請求書実行の処理状況] = [エラー] の注文商品
ページレイアウト: [請求書実行のレイアウト] に、[請求書]、[請求書品目]、[注文商品]、[利用状況概要]、[エラーログ] を関連リストとして追加します。請求書実行が完了して請求書がドラフトになると、実行で選択された注文商品と利用状況概要を確認できます。請求書が転記されるとこれらのリレーションは削除され、レコードは関連リストに表示されなくなります。[状況]、[クリーンアップ状況]、[パーセント完了] 項目のトラッキングを考慮して、[請求書実行履歴] 関連リストを追加することもできます。

関連情報
ナレッジ記事番号

000389310

 
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