MobilePush ではモバイルアプリに対してメッセージを送信し、ユーザーとやり取りが可能です。
利用できるメッセージは大きく以下の 4 種類があります。
・ アウトバウンド
・ 受信トレイ (別名 : Inbox)
・アプリ内メッセージ (別名 : In-App)
・ ロケーションメッセージ
本記事ではそれぞの特徴を説明します。
なお、類似の内容は以下の開発者ドキュメントもご参照ください
通常のプッシュ通知です。これは Marketing Cloud から各メッセージプロバイダー (FCM/APNs) の プッシュ通知送信サービスを介し、各デバイスに対してプッシュ通知を送信します。本メッセージを利用すれば、ユーザーがアプリを使用していない場合でも、タイムリーにユーザーの注意を引く形でメッセージを通知することができます。本製品ではアラート、プッシュ通知と呼ぶこともあります。
本メッセージは先述のアウトバウンドの プッシュ通知とは異なる仕組みを使っています。具体的には、アプリ起動時等に弊社の SDK から Marketing Cloud に対してメッセージをリクエストし、ダウンロードする形式をとります。
ダウンロード後、リストビュー等を利用してアプリ内に表示することができます。この特性から、アプリ内でのお知らせ一覧などに使われます。また通知をタップすることで、メッセージに指定した URL にアプリ内から遷移させ、パーソナライズされたコンテンツを表示させるといったことも可能です。加えて、アウトバウンドの プッシュ通知を送信すると同時に受信トレイメッセージを送信することもできます。(Inbox + Alert と呼びます)
さらに、SDK のバージョン 9 以上であれば、Inbox 2.0 の機能が利用できます。Inbox 2.0では、タップ時に CloudPageだけでなく、アプリやWeb URL、あるいは何もしないなど、さまざまな動作 (CTA: Call To Action) を選択できます
参考情報:Get More Send Message Options with Inbox 2.0
その他の特徴としては以下のようなものがあります。
有効期間内のメッセージを何度でも表示可能
本メッセージには有効期間が定められており、有効期間内のメッセージであればいつでもアプリ内で表示しつづけることができます。一方、通常の Push 通知はタップすれば消えてしまい、この点に大きな違いがあります。
アプリの通知をオフに設定 (オプトアウト) しているデバイスに対してもリーチ可能
通知の仕組みを利用していないため、OS の設定から当該アプリの通知をオフにしているデバイスに対してもリーチすることが可能です。
よくあるご質問
受信トレイメッセージは ContactKey 単位ではなく、“Device 単位” で管理されることにご注意ください。これは例えばログイン処理などでデバイスに紐づく ContactKey を変更したとしても、DeviceID は同じままとなるため、引き続き同一の受信トレイメッセージが取得されることになります。標準の機能では ContacKey の変化に応じてメッセージを差し替える機能を有しておりません (2025 年 8 月時点)
ユーザーがアプリを操作している際に、モーダルやフルページ、バナーの形でアプリ内にメッセージを表示し、ユーザーの注意を引くことができます。アプリの操作中に表示されるため、ユーザーがエンゲージをしている瞬間にメッセージを表示することができます。特定のアプリ内のページに遷移した場合や、カート追加など特定のアクションを行ったことをトリガーに表示するなどのユースケースがあります。本メッセージの配信の特徴として、Inbox 同様に SDK から MCE に対してメッセージをダウンロードをリクエストする形をとり、かつアプリの通知をオフにしているデバイスに対しても表示できるという特性を持ちます。
仕組み
本メッセージはJourney Builder のアプリ内メッセージのアクティビティを連絡先が通過することで生成されます。その際、オプトイン済みのデバイスには最新メッセージの存在を知らせるサイレントプッシュが送信され、これがデバイスで処理されると MCE に最新のメッセージを取得します。オプトアウトデバイスは、次回アプリ起動時にMCE にメッセージを取得します。
ただし、Inbox とは異なり "Contactkey 単位" でメッセージが配備され、1 メッセージ・コンタクトにつき 1 度のみの表示*となります。
なお本メッセージのユースケースや他のメッセージ種類との違いなどについては、こちらで説明されていますので、併せて参照してください。
*1 コンタクトに複数デバイスが紐づいている場合、そのうち 1 つのデバイスでしか表示されません。ただし表示されたことが Marketing Cloud Engagement に同期され、かつ各デバイスに反映されるにはタイムラグがあるため、検証などでは複数のデバイスで表示されることもあります。
ユーザーの物理的な位置情報をトリガーにアプリへ通知を表示させるメッセージです。本メッセージにはジオフェンス (Geofence) メッセージとビーコン (Beacon) メッセージの 2 種類が存在し、それぞれ後述のような特徴があります。
ジオフェンスメッセージ
Marketing Cloud 上でジオフェンスを定義し、フェンスに入ったこと、もしくは出たことを検知した場合にデバイス内で通知をトリガーします。ユースケースとしては、たとえば特定の店舗から半径 500 メートルをジオフェンスに定義し、ユーザーがその店舗に近づいた (半径 500 メートル内に入った) ことをトリガーにイベントやセールの情報などを通知することができます。
ビーコンメッセージ
Marketing Cloud 上でお手持ちのビーコンの情報 (UUID, メジャー, マイナー) を定義し、ビーコンをユーザーのデバイスが検知したタイミングで通知をトリガーします。たとえば特定のセール中の陳列棚の近くに配備したビーコンをデバイスが検知したタイミングで通知を表示させるなどのユースケースを検討することができます。
そのほか、ジオフェンスメッセージとビーコンメッセージの違いについてはこちらを参照してください。
よくあるご質問
・本メッセージは各 OS の通知 (ローカル通知) の仕組みを利用するため、OS側で当該アプリの通知をオフ (オプトアウト) にしているユーザーには表示されません。
・本メッセージは GPS (ジオフェンス) や Bluetooth (ビーコン) を利用しています。そのため、当該デバイスで位置情報や Bluetooth をオフにしている場合にはメッセージは表示されません。また室内などそれらの電波強度が低い場合や、あいまいな位置情報のみの利用を許可している場合などにも正確にメッセージが表示されない可能性があります。この点は MobilePush SDK が関与して精度を向上させることができないことにつきまして、予めご了承ください。
・Marketing Cloud にはデバイスの位置情報を収集、分析する等の機能は提供されていません。また SDK にはデバイスの位置情報を取得する API も提供されていません。
[参考情報]
MobilePush の利用開始の際に有益な記事を以下にまとめます。
・Learning App
Marketing Cloud SDK では、動作の検証を容易にするために Learning App が提供されています。
こちらの利用により MobilePush の検証をより容易に実施可能であり、導入時などに有益です。
Android Learning App (SDK github ページ)
iOS Learning App (SDK github ページ)
・ 実装ガイド
メッセージの特徴を記しましたが、これらの特徴は SDK を組み込むだけで実現できるのではなく、SDK の提供する各種の機能を通してアプリに実装を行う必要があります。
アプリに Marketing Cloud SDK を導入される場合、実装ガイドが有用です。
・ MobilePush ポイントまとめ
MobilePush に関してよくご質問いただく挙動についてまとめた記事です。
・How the MobilePush SDK Works
今回説明したアウトバウンドのアラート(プッシュ通知)、受信トレイメッセージ、アプリ内メッセージの仕組みについてまとめた記事です。
・Super Messagesの消費について
下記を参照してください。
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=005131363&type=1
000392250

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