Salesforce は、信頼を最大の価値としています。Salesforce では、お客様はセキュアな環境で安心して Salesforce と通信できる必要があると認識しています。Hyperforce はクラウドで実行されています。クラウドインフラストラクチャは本質的に一時的なものであるため、IP アドレスは定期的に変更されます。IP 許可リストで必要なメンテナンスが負荷になる場合は、次の代替案を検討できます。
IP 許可リストを使用する場合は、すべての正式な Hyperforce IP 範囲を許可する必要があります。Hyperforce IP 範囲は JSON 形式で、URL https://ip-ranges.salesforce.com/ip-ranges.json にあります。詳細な説明とベストプラクティスについては、「Hyperforce IP の許可 - Sales、Service、Industries、および Tableau Cloud」を参照してください。
含まれるサービス
JSON リストには、外部ソースからの Hyperforceへのインバウンド接続のIP (Salesforce Edge の一部を含む) と、Hyperforce からお客様のネットワークへのアウトバウンド接続の IP が含まれます。これらのアドレスは、Salesforce Cloud、Service Cloud、Industries Cloud、Tableau Cloud などの Salesforce プラットフォームおよび MuleSoft Anypoint プラットフォームで構築された製品を対象としています。
含まれないサービス
JSON リストには、メール、Marketing Cloud、Commerce Cloud、Slack サービスの IP アドレスは含まれません。
Government Cloud Plus を使用している場合は、「Government Cloud Plus で許可すべき IP アドレス」を参照してください。
Hyperforce の接続を保護するためサポートされている手法は、次のとおりです。
双方向の接続の保護
お客様のネットワークから Salesforce への接続
各手法の利点と詳細については、下記を参照してください。
Transport Layer Security (TLS) は、クライアントからサーバーへの安全なリンクを確立する暗号化ベースの接続プロトコルです。Mutual TLS (mTLS) はさらに、サーバーからクライアントへの安全なリンクも確立します。接続確立前に双方のエンティティの証明書を検証することで、mTLSは強化されたセキュリティを提供します。mTLS を導入されたお客様は、自身が Salesforce に接続していること、およびその逆も絶対的に確信できます。mTLS は、ドメインおよび IP ベースの許可リストの代替手段として、あるいはそれらと組み合わせて使用できます。
Salesforce と AWS (Amazon Web Services) インスタンス間の通信にパブリックインターネットを使用しないことを希望するお客様は、Salesforce プライベートコネクトを購入できます。Salesforce プライベートコネクトは、Salesforce 組織と AWS アカウント間の完全管理型双方向プライベート接続を提供するネットワークサービスです。お客様は Amazon の PrivateLink を利用することで、Salesforce 組織を AWS 上で稼働する仮想プライベートクラウド (VPC) 内のリソースに簡単に接続でき、より安全な API 統合を実現できます。すべてのトラフィックは専用接続経由でルーティングされ、トラフィックやお客様の VPC がパブリックインターネットに公開されることは一切ありません。
プライベートコネクトでは、Salesforce のみが顧客のエンドポイントにコールすることが保証されるため、IP 許可リストよりも安全です。プライベートコネクトを理解するための一般的な例えとして、電話とトランシーバーを比較すると分かりやすいでしょう。電話は誰でも発信できるため、迷惑電話を防ぐには許可/拒否リストを常に監視して調整する必要があります。これはIP許可リストの管理と類似しています。一方トランシーバーでは、2台の端末が専用接続で結ばれるため、リスト管理は不要です。Private Connectはトランシーバーと同様で、Amazon Resource Name (ARN) と呼ばれる固定の AWS ID で特定された発信者のみが接続を許可されます。
プライベートコネクトは Sales Cloud、Service Cloud、CRM Analytics、Data Cloud で使用できます。
Salesforce からお客様のネットワークへの接続では、ドメイン許可リストはサポートされていません。
お客様のネットワークから Salesforce への接続では、IPを許可リストに登録する代わりに、 *.force.comなどの Salesforce ドメイン名を許可リストに登録できます。ドメイン名の許可リスト登録は一般に簡単に実装でき、ドメイン名が変更されることはほとんどありません。
Service Name Indication では、クライアントまたはブラウザが接続するホスト名を指定できるようにすることで、Transport Layer Security (TLS) プロトコルを拡張します。これはサーバーが同じ IP アドレスで複数の証明書を提示する可能性があるため、重要です。一般的なたとえとして、マンションの住人に荷物を発送する状況を考えると、SNI を理解しやすくなります。TLS ではパッケージが適切な住所に送信されることが保証され、SNI ではパッケージがその住所の適切な部屋に送信されることが保証されます。
Hyperforce では、各 Salesforce ドメインに個別の HTTPS 証明書があります。SNI がない場合、Hyperforce はすべての *.my.salesforce.com と *.sandbox.my.salesforce.com ドメインをサポートするデフォルトの証明書を返しますが、他のドメインに宛てるには、Web ブラウザと API 呼び出し側が ClientHello メッセージに SNI を含めて目的のドメインを指定する必要があります。デフォルトのドメインに宛てる場合でも SNI を送信することが推奨されます (詳細については、「Hyperforce における SNI による HTTPS/SSL 接続エラーの解決」を参照)。
お客様のネットワークから Hyperforce への安全な接続を確立するため、お客様のネットワークインフラストラクチャが SNI ヘッダー検査をサポートしているかどうかを調査することをお勧めします。 SNI ヘッダーを検査することで、トラフィックを確実に自社の Salesforce 環境に送信できます。
SNI には次のような利点があります。
Github や Okta などの認証プロバイダを使用して Salesforce 環境にアクセスするお客様の場合、Salesforce で認証アプリケーションを管理します。
このオプションでは、お客様が認証プロセスを選択して制御できますが、Salesforce の要件ではありません。
外部のアプリケーションから Salesforce にアクセスする必要がある場合は、接続アプリケーションを使用します。接続アプリケーションフレームワークにより、API や SAML (Security Assertion Markup Language)、OAuth、OpenID Connect などの標準プロトコルを使用して、外部アプリケーションと Salesforce を統合できます。接続アプリケーションはこれらのプロトコルを使用して、外部アプリケーションの認証と承認を行い、シングルサインオン (SSO) を提供します。接続アプリケーションは API 統合によるデータへの安全なアクセス、サービスプロバイダと Salesforce の統合、外部 API ゲートウェイの認証、サードパーティアプリケーションへのアクセス管理を実行できます。
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