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拡張ドメインと Service Cloud Voice - Spring ‘23

公開日: Apr 14, 2026
説明

拡張ドメインは、最新のセキュリティ要件を満たす [私のドメイン] の最新バージョンです。コネクター URL、テレフォニー API (SCRT2 URL)、Connect API URL など、Service Cloud Voice 機能に使用される一部の URL にはドメイン値が含まれています。

この設定は、次のテレフォニーモデルに適用されます。

  • Amazon Connect を使用した Service Cloud Voice
  • Amazon Connect のパートナーテレフォニーを使用した Service Cloud Voice
  • パートナーテレフォニーを使用した Service Cloud Voice
 

Spring ‘23 から、拡張ドメインは Sandbox 組織、非本番組織、本番組織にリリースされました。組織が Spring '23 リリースにアップグレードされる前、顧客には Sandbox および非本番組織の拡張ドメインを延期する (無効にする) オプションが提供されていました。詳細は、「Enhanced Domains and their Impact on Service Cloud Voice (Winter ’23) (拡張ドメインと Service Cloud Voice への影響 (Winter ’23))」の記事を参照してください。

 

リリースごとに、Sandbox、非本番組織、本番組織を含むすべての組織が拡張ドメインによって以下のような影響を受けます。

  • Spring ‘23: 拡張ドメインがすべての組織にリリースされました。いずれかの組織で拡張ドメインを無効にすると、それらの組織では拡張ドメインは無効のままになります。他のすべての組織では、拡張ドメインが有効になります。
  • Summer ‘23: 無効にした組織を含め、すべての組織に拡張ドメインがリリースされ、有効になります。ただし、拡張ドメインを手動で無効にすることは可能です。
  • Winter ‘24: 拡張ドメインが再リリースされ、すべての組織で有効化、適用されます。拡張ドメインを無効にすることはできません

拡張ドメインの詳細と一般的なタイムラインについての詳細は、「拡張ドメイン」ページを参照してください。

テレフォニープロバイダーが Amazon Connect の場合、組織で拡張ドメインが有効になると、Salesforce は組織内のすべてのコンタクトセンターを最新バージョンのコンタクトセンターに自動的にアップグレードします。コンタクトセンターが自動的にアップグレードされる理由は、拡張ドメインが有効になると、Salesforce 側で組織の [私のドメイン] の値と SCRT2 URL が変更されるためです。Amazon Connect で処理を円滑に実行するには、これらの更新された値を AWS Lambda 関数に追加する必要があり、それを効率的に行うためにコンタクトセンターをアップグレードします。Salesforce の [私のドメイン] ページから手動で組織の [私のドメイン] の値を変更しても、コンタクトセンターが自動的に更新されます。

解決策

Winter ‘24 リリースでは、すべての組織で拡張ドメインを有効にする必要があります。

  • Amazon Connect を使用した Service Cloud Voice。Salesforce が新しい AWS アカウントを作成し、新しい Amazon Connect インスタンスをプロビジョニングした場合、何も準備する必要はありません。拡張ドメインが有効になっている場合は、バックグラウンドで自動的にすべての処理が行われます。
  • Amazon Connect のパートナーテレフォニーを使用した Service Cloud Voice (プロビジョニング済み)
    • Salesforce が既存の AWS アカウントを使用して新しい Amazon Connect インスタンスをプロビジョニングした場合、何も準備する必要はありません。拡張ドメインが有効になっている場合は、バックグラウンドで自動的にすべての処理が行われます。
  • Amazon Connect のパートナーテレフォニーを使用した Service Cloud Voice (XML をインポート)
    • 既存の AWS アカウントで XML インポートファイルを使用して Amazon Connect インスタンスを手動でプロビジョニングした場合は、ユーザーが Service Cloud Voice にログインして使用できるように、1 回限りの手順を実行します。
  • パートナーテレフォニーを使用した Service Cloud Voice。テレフォニープロバイダーが Amazon Connect でない場合は、「パートナーテレフォニーを使用した Service Cloud Voice」セクションの 1 回限りの手順を実行します。

Amazon Connect を使用した Service Cloud Voice

Salesforce が新しい AWS アカウントを作成し、新しい Amazon Connect インスタンスをプロビジョニングした場合、何も準備する必要はありません。拡張ドメインが有効になっている場合は、バックグラウンドで自動的にすべての処理が行われます。

カスタマイズした AWS Lambda 関数を保持する場合は、Lambda 関数の更新をロールバックできます。手順についての詳細は、「拡張ドメインを有効にした後に AWS Lambda 関数の更新をロールバックする」セクションを参照してください。

Amazon Connect のパートナーテレフォニーを使用した Service Cloud Voice (プロビジョニング済み)

最初に Salesforce を通じて Amazon Connect インスタンスをプロビジョニングして Service Cloud Voice を設定した場合、何も準備する必要はありません。拡張ドメインが有効になっている場合は、バックグラウンドで自動的にすべての処理が行われます。

カスタマイズした AWS Lambda 関数を保持する場合は、Lambda 関数の更新をロールバックできます。手順についての詳細は、「拡張ドメインを有効にした後に AWS Lambda 関数の更新をロールバックする」セクションを参照してください。

 

Amazon Connect のパートナーテレフォニーを使用した Service Cloud Voice (XML をインポート)

既存の AWS アカウントで XML インポートファイルを使用して Amazon Connect インスタンスを手動でプロビジョニングした場合は、ユーザーが Service Cloud Voice にログインして使用できるように、以下の 1 回限りの手順を実行します。

手順を実行した後に、カスタマイズした AWS Lambda 関数を保持する場合は、Lambda 関数の更新をロールバックできます。手順についての詳細は、「拡張ドメインを有効にした後に AWS Lambda 関数の更新をロールバックする」セクションを参照してください。

 
  1. シングルサインオンが機能していない場合は、Salesforce ID プロバイダーのメタデータを更新します。
    1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「私のドメイン」と入力し、[ID プロバイダー] を選択します。
    2. [メタデータのダウンロード] をクリックし、メタデータ XML ファイルをコンピューターに保存します。
    3. AWS マネジメントコンソールから、IAM ダッシュボードに移動します。
    4. [Access management (アクセス管理)] > [ID プロバイダー] に移動します。

  1. AmazonConnectSFDC ID プロバイダーまたは以前に設定した ID プロバイダーをクリックし、[Replace metadata (メタデータを置換)] をクリックしてメタデータ XML ファイルをコンピューターに保存したコピーに置き換えます。
  2. 変更内容を保存します。
 
  1. Lambda 関数が動作しない場合は、影響を受けるすべての Lambda 関数の SCRT エンドポイント URL (ScrtEndpointUrl) を新しい URL に更新します。拡張ドメインが有効になると、次の SCRT エンドポイントの URL が変更されます。
 

ScrtEndpointUrl:

型: 文字列

デフォルト: salesforce-scrt-endpoint-url

説明: Salesforce リアルタイムサーバーエンドポイント URL

 

SCRT エンドポイント URL を更新するには、CloudFormation を利用するか、影響を受けるそれぞれの Lambda 関数の URL を手動で更新します。

CloudFormation で SCRT エンドポイント URL を更新する手順は、次のとおりです。

  1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「私のドメイン」と入力し、[私のドメイン] を選択します。
  2. 現在の [私のドメイン] の URL をコピーします。URL は「拡張ドメインあり」となり、拡張ドメインが有効であることを示します。
  3. AWS マネジメントコンソールから[CloudFormation] > [スタック] > [ServerlessApplicationStack] に移動します。
  4. 変更するスタックの名前をクリックします。
  5. [パラメーター] タブをクリックします。
  6. ScrtEndpointUrl キーの値を、コピーした [私のドメイン] の URL に変更します。たとえば、[私のドメイン] の URL が MyDomainName.my.salesforce.com の場合、ScrtEndpointUrl の値は https://MyDomainName.my.salesforce-scrt.com になります。

影響を受けるそれぞれの Lambda 関数の SCRT エンドポイント URL を更新する手順は、次のとおりです。

  1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「私のドメイン」と入力し、[私のドメイン] を選択します。
  2. 現在の [私のドメイン] の URL をコピーします。URL は「拡張ドメインあり」となり、拡張ドメインが有効であることを示します。
  3. AWS マネジメントコンソールから、AWS Lambda サービスに移動し、[関数] を選択します。
  4. [関数名] リストで、関数の名前をクリックします。
  5. [設定] タブをクリックし、[Environment variables (環境変数)] を選択して [編集] をクリックします。
  6. ScrtEndpointUrl キーの値を、コピーした [私のドメイン] の URL に変更します。たとえば、[私のドメイン] の URL が MyDomainName.my.salesforce.com の場合、ScrtEndpointUrl の値は https://MyDomainName.my.salesforce-scrt.com になります。
  7. [保存] をクリックします
 
  1. Salesforce REST API エンドポイントを呼び出す Lambda 関数を使用している場合は、その Lambda 関数の環境変数を更新します。
    1. AWS マネジメントコンソールから、AWS Lambda サービスに移動し、[関数] を選択します。
    2. [関数名] リストで、関数の名前をクリックします。
    3. [設定] タブをクリックし、[Environment variables (環境変数)] を選択して [編集] をクリックします。
    4. SALESFORCE_AUTH_ENDPOINT の [私のドメイン] の値をコピーした URL に変更します。https://MyDomainName.my.salesforce.com/services/oauth2/token のようになります。
 

[私のドメイン] の名前を確認するには、[Salesforce] > [設定] > [私のドメイン] に移動します。

 
  1. SALESFORCE_REST_API_ENDPOINT_BASE の [私のドメイン] の値をコピーした URL に変更します。https://MyDomainName.my.salesforce.com/services/data/v<##.#> のようになります。
  2. [保存] をクリックします

パートナーテレフォニーを使用した Service Cloud Voice

最初に Amazon Connect 以外のパートナーテレフォニーで Service Cloud Voice を設定した場合は、拡張ドメインを有効にした後に、次の 1 回限りの手順を実行します。 

  1. 無効になっている場合は、拡張ドメインを有効にします。
  2. 新しい [私のドメイン] をプロビジョニングしてリリースします
  3. ハードコードされたすべての接続 API URL、テレフォニー REST API エンドポイント、SCRT2 URL への参照を新しい URL で更新します。Sandbox の [私のドメイン] のログイン URL は、拡張ドメインによって変更されるため、必ず更新します。URL を更新しないと、ユーザーがログインできません。
  4. オプションで、Apex インターフェース service_cloud_voice.UpdateOrgDomainProvider を実装すると、組織で将来的に [私のドメイン] を変更したときに通知されるようになります。このインターフェースには、[私のドメイン] の URL が変更されるたびに呼び出され、影響を受ける URL を更新できる実装パートナーに更新ドメイン情報を送信する API が備わっています。

拡張ドメインの無効化

この設定は、次のテレフォニーモデルに適用されます。

  • Amazon Connect を使用した Service Cloud Voice
  • Amazon Connect のパートナーテレフォニーを使用した Service Cloud Voice
  • パートナーテレフォニーを使用した Service Cloud Voice

拡張ドメインは一時的に無効化できます。ただし、Winter '24 のリリースに先立ち、新しい設定で環境をテストするための十分な時間を確保できるよう、拡張ドメインを有効にすることを強くおすすめします。 

  1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「私のドメイン」と入力し、[私のドメイン] を選択します。
  2. [ルーティング] セクションで [編集] をクリックします。
  3. [拡張ドメイン] を選択解除します。
  4. Spring '23 より前に [Visualforce、エクスペリエンスビルダー、Site.com Studio、コンテンツファイルの URL の一貫性を確保] を選択解除していた場合は、選択解除します。
  5. [保存] をクリックします
  6. [新しいドメインをリリース] をクリックします。

拡張ドメインを有効にした後に AWS Lambda 関数の更新をロールバックする

この設定は、次のテレフォニーモデルに適用されます。

  • Amazon Connect を使用した Service Cloud Voice
  • Amazon Connect のパートナーテレフォニーを使用した Service Cloud Voice
 

AWS Lambda 関数をカスタマイズしており、拡張ドメインを有効にしたときに最新のアップグレードバージョンに置き換えない場合は、Lambda の更新をロールバックできます。これを行うには、ロールバックを実行した後、新しい拡張ドメイン URL バージョンを指すように、Lambda 関数内の特定の環境変数 URL を手動で更新します。

拡張ドメインを有効にしたときに、トリガーされる Lambda 関数の更新をロールバックする手順は、次のとおりです。

  1. Lambda 更新のロールバック」の手順に従って、Lambda 関数をロールバックします。
  2. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「私のドメイン」と入力し、[私のドメイン] を選択します。
  3. 現在の [私のドメイン] の URL をメモしておきます。URL は「拡張ドメインあり」となり、拡張ドメインが有効であることを示します。
  4. AWS Lambda コンソールから、[Functions] を選択します。
  5. Lambda 関数の環境変数を、新しい拡張ドメインの URL で更新します。この手順を Lambda 関数ごとに繰り返します。
    1. 関数の名前をクリックすると詳細ページが開きます。
    2. [設定] タブをクリックし、[Environment variables (環境変数)]を選択して [編集] をクリックします。
    3. Salesforce ドメインまたは SCRT2 URL を含む環境変数を探し、それらの URL をメモした拡張ドメインのものに変更します。
    4. 変更内容を保存します。

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ナレッジ記事番号

000394652

 
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