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ブロックバウンス発生時の対処法について

公開日: Oct 31, 2025
説明

バウンスとは

Marketing Cloud からメールを送信したときに、何らかの理由により受信側 (ISP、キャリアなど) でメールが受信されなかったものをバウンスメールと言います。
参考: Email Studio でのバウンスメール管理

バウンスにはいくつかの種別があり、これは受信側から返却されたバウンスメッセージ (SMTP バウンスコードなど) に従い、Marketing Cloud が以下のような区分で判別します。
参考: Marketing Cloud のメール送信の不達理由と説明
このドキュメントでは、バウンスの区分のうち、ブロックバウンスに該当する事項について説明します。
 

ブロックバウンスとは

ブロックバウンスは、受信側が送信元からのメール受信を制限した際に発生します。無効なメールアドレスや迷惑メール申告、送信ドメイン認証失敗、送信IPアドレスのウォームアップ不足などが原因です。原因を特定し、適切な対策を講じることが重要です。バウンスメッセージの内容を確認し、必要に応じてISPへの解除申請を行うことが推奨されます。

以下のような条件 / 原因に基づき、受信側が送信元からのメール受信を制限した場合に発生するバウンスを指します。
一般的にはソフトバウンスの中の一区分として種別されることが多いですが、Marketing Cloud ではソフトバウンスとは区分し管理しています。

ブロックバウンスの要因となりうるもの

  • 無効なメールアドレスへのメール送信
    • 存在しないメールアドレスに対して一定量のメールが配信されると、オプトインを確認していない迷惑メール送信者とみなされ、その他の配信がブロックされます
  • 迷惑メール申告
    • 当該メールの受信者から送信元のメールを迷惑メールとして申告したことにより、ISP からブロックされます
  • メールコンテンツ起因
    • メール内のコンテンツ (画像や URL など) が、ISP の定める基準に該当し迷惑メールとしてブロックされます
  • ブロックリスト
    • 送信元のメール送信サーバの IP アドレスが、受信側のブロックリストに登録されています
    • ISP が独自に管理するリストの他に、ISP とは別のサービス (いわゆる DNSBL) によるものもあります
  • 配信件数
    • 送信元からのメール送信件数が、ISP の定める基準を超える量 (一定時間内で受信できる許容数を超えた場合など) であるため、受信件数が制限されます
  • 送信ドメイン認証失敗 (なりすましメール扱いとなった場合)
    • 設定不備等の事情により SPF や DKIM などの認証が失敗し、受信側のポリシーにより拒否されます
  • 送信IPアドレスのウォームアップ不足


同じブロックバウンスであっても、上記のような条件 / 原因により、その解決方法は異なります。
なお、ブロックバウンスの原因は、バウンスメッセージに含まれる内容をもとに特定されることが通常ですが、以下のような点から明確な原因を特定できないこともあります。

  • バウンスメッセージに具体的な情報が含まれていません
  • 必ずしもバウンスメッセージに事実通りの要因が正しく記載されているとも限りません
  • ISP側に問い合わせや申立を行ったとしても、明確な回答や対応が得られないことあります


そのため、基本的には後述する確認ポイントのような対応策を包括的かつ定常的に実施する必要があることにも留意してください。
また、バウンスの発生状況に関する定期的なチェック方法として、後述する _bounce データビューを利用する方法や、Intelligence Reports for Engagement を使用することをおすすめします。

なお、ISP (あるいはブロックの内容) によっては、ブロックバウンスの制御が「恒久的なもの (ISP や DNSBL 側で解除しないと解消しない)」場合と、「一時的なもの (例えば 24 時間経過後に自動的に解除される)」場合がありますが、これらは一般的に非公開の情報であるため表面的にどちらに該当するのかを見極めることは困難です。
一定期間で継続的に発生している場合には前者である可能性があるため、その場合は ISP に対し、問い合わせやブロック解除の申請が必要となることもあります。
 

解決策
ブロックバウンスが発生した際の確認ポイント
  • データ抽出アクティビティやクエリアクティビティ (_bounce データビュー) などを使用し、バウンスメッセージ (SMTPBounceReason) の値を確認し、記載されている内容からバウンス理由を特定します
  • 該当の配信、あるいは直前の配信において、ハードバウンスが多数発生していないかどうか
  • 該当の配信および同タイミングでの配信に関し、それまでの傾向よりも極端に配信数が増加していないかどうか
  • SPF や DKIM といった送信ドメイン認証が正しく適用されているかどうか
  • (ブロックが発生していない配信と比較して) 使用する画像のファイルサイズが非常に大きい、またはメール本文 (テキストまたは HTML ソース) のデータサイズが非常に大きいなどが無いかどうか
  • 購読解除リンク等の設置内容について
    • 購読者が購読解除する際の解除方法は容易であるか (購読解除プロセスが煩雑な場合、正規の購読解除方法ではなく迷惑メール判定をされ、ISP 側がそれを元に迷惑メール送信元と判断することがあります)
ISP などへのブロックの解除申請について
  • 上記のような点の確認を踏まえた上で、是正してもブロックが解消しない、あるいは是正方法が不明な場合は、ISP へのブロック解除申請が必要な場合があります
  • ISP への解除申請を行う場合、以下のような情報を添えて申請してください
    • ブロックバウンスが発生した日時
    • ブロックバウンスが発生したときの、該当 ISP ドメインへの配信数
    • 配信に使用した From アドレス、メール件名
    • 上述した確認ポイントについてそれぞれの確認内容
  • Salesforce 側から提供すべき情報が必要な場合など、Salesforce サポートにお問い合わせいただく際には、上記に加え以下のような点を添えて、問い合わせを作成してください
    • ブロックが発生した対象の配信 JobID
    • ブロックが発生した対象のドメイン
    • IP ウォームアップの実施状況
ナレッジ記事番号

000395280

 
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