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Marketing Cloud Personalization | Web サイトからのイベントが Event Stream に表示されない

公開日: May 22, 2026
説明

Marketing Cloud Personalization で Web サイトからのイベントが取得できない問題に関するトラブルシューティング方法を紹介します。この記事では、Salesforce Interactions SDK (JavaScript ビーコン) の実装における一般的な原因と、お客様ご自身でご確認いただける解決手順をご案内します。

なお本記事では、 Personalization 管理画面の [Web] > [WEB SETUP] > [Site-Wide JavaScript] にて登録される JavaScript コードを Sitemap (サイトマップ) と呼びます。

解決策

まず、これまでに一度でも対象の Dataset でイベントを取得できていたかどうかで確認の切り分けを行います。

1. これまでに一度もイベントを取得できていない場合

Personalization の実装自体 (ビーコンの設置や Sitemap の記述など) や、 Web サイトの環境に問題がある可能性があります。以下の点をご確認ください。

  • Salesforce Interactions SDK の実装確認
    • 対象の Web サイトに Salesforce Interactions SDK (JavaScript ビーコン) の JavaScript コードが正しく実装されているかご確認ください。
    • Chrome の拡張機能「Salesforce Interactions SDK Launcher」を利用すると、ビーコンが正しく検知されているかを簡単に確認できます。
      • 拡張機能を起動すると表示される Detected Beacon の項目をご確認ください。この項目に緑色のチェックマークが表示されていれば、ビーコンは正しく検知されています。詳細は、ヘルプドキュメント「Install the Salesforce Interactions SDK Launcher」をご参照ください。
    • 考えられる原因: この拡張機能でビーコンが検知されない場合、ビーコンの JavaScript コードが Web サイトに実装されていないか、実装場所が正しくない可能性があります。
      • 同期連携 (Synchronous integration) の場合、 Web サイトの <head> タグ内にビーコンを設置することが推奨されています。詳細は、開発者向けドキュメント「Web Integration Considerations」をご確認ください。

      • もし、非同期 (Asynchronous) でビーコンを実装している場合、問題の切り分けとして同期 (Synchronous) での実装を試すことで、SDK の読み込みタイミングに起因する問題かどうかを判断できる場合があります。

  • シンプルな環境での動作確認
    • Web サイトに実装されている他の JavaScript ライブラリの実行順序や、タグマネージャー経由での SDK の読み込み設定などが原因で、イベント送信が妨げられている可能性があります。
    • 他のスクリプトを一切含まないシンプルなテストページを作成し、そこにビーコンと基本的な Sitemap (ページ閲覧イベントのみ) を実装して動作をご確認ください。
    • 考えられる原因: このシンプルな環境でイベントが取得できる場合、問題の原因は Web サイトに実装されている他のスクリプトとの関連性にある可能性が高いです。
      • 例えば、 Personalization のタグと他のタグとの読み込み順序を調整したり、他のツールを一時的に無効化したりすることで、原因の切り分けが可能です。
      • なお、外部ツールとの連携については、双方のツールが想定通り動作するよう、お客様側でのご調整をお願いしております。
  • 最小限の Sitemap 実装での動作確認
    • 問題の切り分けのため、ページ閲覧をトラッキングする最小限の Sitemap を実装し、イベントが取得できるかをお試しください。
    • 参考: Get Started with Site Mapping
    • 考えられる原因: 最小限の Sitemap でイベントが取得できる場合、元々の Sitemap の記述に問題があると考えられます。 Sitemap の問題として、主に以下のような原因が考えられます。一度に全体を修正しようとせず、 console.log() で変数の値を確認したり、処理を部分的にコメントアウトしたりしながら、少しずつ原因を絞り込んでいくことが重要です。
      • pageType の誤り: 意図した pageType が設定されていない。 (Salesforce Interactions SDK Launcher の Visual Editor から現在の pageType を確認できます。開発者ドキュメント「Sitemap Event Validation」をご確認ください。)
      • isMatch の条件不備: ページを特定するための isMatch 関数の条件式が正しくない。
      • イベントリスナーの不具合: クリックなどを捕捉するイベントリスナーのセレクタ (IDやクラス名) が間違っている、または対象要素が存在しない。
      • イベント情報の不備: Sitemap で送信するイベントのデータ構造が、 Personalization で定められた仕様と異なっている可能性があります。情報が不足していたり形式が誤っていたりすると、イベントは正しく記録されません。詳細は開発者向けドキュメント「Interaction Definitions」をご確認ください。
  • ブラウザの開発者ツールでの確認
    • Chrome のデベロッパーツールなどを開き、 [Console] タブにエラーが出力されていないかご確認ください。
    • 考えられる原因: CORS (Cross-Origin Resource Sharing) エラーが出ている場合、どのリクエストに対するものかなど、詳細の調査が必要となります。「CORS エラーの原因と解消方法」もあわせてご確認ください。JavaScript エラーが出ている場合は、Sitemap の記述に誤りがある可能性があります。

2. これまでイベントを取得できていた場合

過去にイベント取得ができていた場合、Web サイトや Sitemap の変更が影響している可能性があります。直近の変更内容に応じて、以下の点をご確認ください。

2-1. Web サイト側に改修があった場合

Web サイトの改修と Sitemap の設定内容に不整合が生じている可能性があります。以下の点をご確認ください。

  • HTML 構造 (DOM) の変更: Sitemap は、クリックイベントの捕捉などで特定の HTML 要素の ID やクラス名をセレクタとして利用することがあります。 Web サイトの改修でこれらのセレクタが変更・削除されていないか、 Sitemap の記述と照らし合わせてください。
  • URL の変更: ページの URL 構造が変更された場合、Sitemap 内で特定の URL パターンを前提としている処理 (例: pageType の判定など) が正しく動作しなくなる可能性があります。

Web サイトの改修内容に合わせて Sitemap を適宜ご調整ください。

2-2. Sitemap (Site-Wide JavaScript) 側に改修があった場合

Sitemap の改修内容に問題が含まれている可能性があります。

  • 差分確認: もしバージョン管理システム (Git など) をご利用の場合は、改修前後の差分を確認することで、問題箇所の特定が容易になります。ご利用でない場合でも、取得しておいたバックアップと比較することで原因を調査できます。差分管理の観点からも、バージョン管理システムの利用をご検討いただくことをお勧めします。
  • 問題の切り分け: 問題箇所の特定が難しい場合は、改修箇所を一時的にコメントアウトするなどして、 Sitemap を少しずつ単純化していくことで、原因を絞り込むことができます。
    • 注意: 作業を開始する前に、必ず現在の Sitemap のバックアップを取得してください。

2-3. Web サイト・Sitemap のいずれにも改修がない場合

Personalization プラットフォーム側の障害や、外部要因の可能性があります。

  • Salesforce Trust サイトの確認: https://trust.salesforce.com にアクセスし、Personalization の稼働状況をご確認ください。
  • ブラウザのプライバシー保護機能や拡張機能の影響: エンドユーザーのブラウザに導入されている広告ブロッカー等の拡張機能が、イベントの送信をブロックする場合があります。また、ブラウザの機能によりスクリプトがブロックされるケースもあります。これらは Personalization 製品側では制御できない、エンドユーザーの環境に依存する問題です。そのため、すべてのユーザーから必ずしもイベントが取得できるとは限らない点にご留意ください。切り分けとして、別のブラウザやシークレットモードなどで事象が再現するかをご確認ください。

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上記を確認しても問題が解消しない場合は、以下、該当する項目を添えてサポートケースをご起票ください。


■ お問い合わせ時に記載いただくとよい内容

[基本情報]

  • MID:
  • Dataset 名:
  • 問題が発生しているページの URL:

[事象の詳細]

  • 問題の再現手順 (例: XX ページで YY ボタンをクリックする、など):
  • 本来、 Sitemap のどの部分で定義したイベントが発生する想定か:
  • 問題が最初に確認された、おおよその日時:

[切り分け情報]

  • Salesforce Interactions SDK Launcher でのビーコン検知状況 (スクリーンショット):
  • ブラウザの開発者ツールでのコンソール出力状況 (エラーが出力されている場合のスクリーンショット):
  • 特定のユーザーやブラウザでのみ発生するか (例: Chrome ではイベント取得できるが、 Safari ではイベント取得できない、など):

[変更経緯]

  • これまでにイベント取得できていたか: (はい / いいえ)
  • (「はい」の場合) サイト側の改修はあったか: (あり / なし)
    • あった場合、具体的な改修内容:
  • (「はい」の場合) Sitemap の改修はあったか: (あり / なし)
    • あった場合、具体的な改修内容:
ナレッジ記事番号

005131496

 
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