Marketing Cloud Engagement を利用する上で、連絡先の数や課金の考え方、管理方法についてよく寄せられる質問とその回答をFAQ形式でまとめました。
連絡先に関してよくあるご質問について以下にまとめます。
※FAQの特性上、可能な限りシンプルに記載してあります。詳細についてはこちらの記事を参照してください。
【連絡先の生成契機について】
Q. 連絡先の追加契機は何がありますか?
A. 主に以下の操作で連絡先が追加(登録)されます。
・Journey Builder へのエントリー
・連絡先へのインポート
・メールやSMSの送信(対象データエクステンションに存在するが、連絡先に未登録の場合)
・Marketing Cloud Connect による Salesforce CRM からの「リード」「取引先責任者」「ユーザー」オブジェクトの同期済みDE (SyncDE) への同期
・Mobile SDK を導入したアプリのインストールや setProfileId メソッドを伴う操作 (ログインなど)
・GroupConnect で連携した LINE 公式アカウントへの友だち追加 (フォロー)
・API を経由した連絡先の作成
Q. 上記のうち、どの契機で追加された連絡先か確認できますか?
A. システム上で契機を直接確認する機能はありません。ただし、連絡先キーの命名規則からある程度の推測が可能です。
例)
GUID 形式 (36桁の16 進数) : MobilePush や GroupConnect (LINE) 経由、または論理削除期間中に再同期された CRM の User/Contact/Lead レコード。
Salesforce 18 桁 ID (003... など): Marketing Cloud Connect で同期された取引先責任者やリード。
その他の形式 (会員 ID など): Journey Builder へのエントリーや、別連絡先に紐づき不要となった MobilePush/GroupConnect の連絡先。
Q. Journey Builder のエントリーフィルターで除外されても連絡先としてカウントされますか?
A. はい、カウントされます。ジャーニーのエントリーソースに到達した時点で連絡先として登録され、その後にエントリーフィルターで評価されます。そのため、フィルター条件に合致せずジャーニーには入らなかった場合でも、連絡先数としては加算されます。
連絡先の増加の観点から(および処理負荷の観点からも)エントリー前に可能な限りフィルタリングしておくことをお勧めします。
Q. 同期済みデータエクステンション (Sync DE) のうち、自動で連絡先に追加されるものはどれですか?
A. リード (Lead)、取引先責任者 (Contact)、ユーザー (User) の3つのオブジェクトです。なお、個人取引先に関しては、取引先責任者 (Contact) のレコードからのみコンタクトとして登録されます。
これらを Salesforce CRM から Sync DE で同期している場合、自動的に Marketing Cloud の連絡先として登録されます。
そのため、もし想定以上に連絡先が増えており。それが上記によるものであれば、必要なレコードのみ同期するよう同期条件を構成することを検討してください。
あるいは、Email Studio のインポート機能を使ってレポート・Salesforceオブジェクトをインポートして通常のデータエクステンションとして取得する。データローダ等でCRM組織からレコードをエクスポートしてMCEにインポートするなどの方法もあります。
この見直しを行わない限り、削除後すぐに連絡先が復活してしまい、再度削除が必要な状況になります。
Q. 削除したはずの連絡先が、すぐに多数が復活してしまいます。なぜですか?
A. 同期済みデータエクステンションからの再同期や、ジャーニーへのエントリーなど、連絡先を自動追加する仕組みが有効になっているためと考えられます。
連絡先キーの形式から原因を推測し、例えば Salesforce ID であれば Marketing Cloud Connect の同期条件を見直す、会員IDならば必要以上に連絡先をエントリーさせているジャーニーがないかなどの対処が必要です。
【課金と契約について】
Q. 課金対象となる連絡先は、どこで確認すればよいですか?
A. Analytics Builder の「連絡先レポート」で確認します。課金対象は、Contact Builder の画面上の数値ではなく、連絡先レポートに表示される Total Distinct Contacts Count が基準となります。
Q. 画面上で契約中の連絡先総数を確認できますか?
A. いいえ、画面からは確認できません。ご契約内容については、貴社の営業担当者へお問い合わせください。
Q. 契約している連絡先数を超過した場合はどうなりますか?
A. 直ちにシステムが停止するなどの制限はありません。ただし、契約超過の状態となりますので、営業担当者と契約についてご相談ください。あるいは、不要な連絡先を削除し、契約数内に最適化することも推奨されます。
Q. 不要な連絡先を削除するには、どうすればよいですか?
A. まず「チャネルアドレスのない連絡先」の削除を検討し、その後、さらに削除が必要ならビジネス要件に応じて対象を削除を検討します。ただしこの削除は不可逆であり、削除すると連絡先に対するあらゆるデータが削除されるため、慎重に判断します。
Q. チャネルアドレスのない連絡先とはなんですか?
A. メールアドレスやDeviceID(MobilePush), AddressID(GroupConnect:LINE) など、送信に必要なアドレス情報を持たない連絡先です。
生成後に配信されることなく残っていた場合などに生成します。
Q. ビジネス要件に基づく削除とあるが、どのような観点で消せばよいですか?
A. MCE としての推奨などはありません。一例として「数年間エンゲージメントがない連絡先」など、自社の判断基準に沿って削除対象を定義し、削除します。
※注意点
一度削除した連絡先が再度追加された場合、連絡先キーの文字列が同じでも内部的には新規の連絡先として扱われ、過去の送信履歴などは引き継がれません。
またMobilePushのチャネルでは、モバイルアプリの再インストールが必須になるなど、リカバリーも困難をきたします。ゆえにチャネルアドレスを持つ連絡先の削除は慎重にご検討ください。
Q. 「チャネルアドレスのない連絡先」を抽出する際、ファイル名を入力する欄がありますが、何を入れればよいですか?
A. 何らかの任意な値を入力してください。結果はCSVファイルではなく、データエクステンションのルートフォルダに Contacts without Channel Addresses という名称のデータエクステンションが作成され、そちらに反映されます。
【連絡先の整合性について】
Q. 「すべての連絡先」と Email Studio の「すべての購読者」の数が一致しません。なぜですか?
A. 集計の対象範囲が異なるため、基本的に一致しません。
「すべての購読者」は Email チャネルに登録された連絡先のみを指しますが、「すべての連絡先」は Email、モバイル (SMS/Push)、Sales Cloud / Service Cloud から同期された連絡先など、プラットフォーム上のすべての連絡先を含んでいます。そのため、多くの場合、「すべての連絡先」の総数が「すべての購読者」よりも多くなります。これらは別物ですが混同しやすいためご留意ください。
Q. 各チャネルの連絡先数を足しても「すべての連絡先」の総数と合いません。なぜですか(頻出)
A.様々な要因があります。
例えば、一つの連絡先(同じ連絡先キー)が Email とモバイルの両方に登録されている場合、各チャネルでは1件ずつカウントされますが、「すべての連絡先」ではユニークな1件として集計されます。
また、どのチャネルにも属さない「チャネルアドレスのない連絡先」が存在することも、数が合わない主要因です。このように実運用環境では各チャネルの連絡先数を足し引きしても、すべての連絡先の総数と合致することはほぼありません。
Q. レポートの Total Distinct Contacts Count と Contact Builder の「すべての連絡先」の数が合いません。
A. 母集団 (Population) の利用や、「すべての購読者」リストからの手動削除などが原因で差異が発生することがあります。なお、課金対象の公式な数値は、連絡先レポートの Total Distinct Contacts Count が該当しますのでこちらをご参照ください。
Q. ビジネスユニット (BU) ごとの連絡先数の内訳は確認できますか?
A. 連絡先数は親BU(EIDアカウント)で一元管理されますので BU ごとに内訳をみることは困難です。
ただし、MobilePush や GroupConnect といったモバイルチャネルを購読している連絡先は、各BUにて Contact Builder の「すべての連絡先」タブの「チャネル」からそれぞれのチャネルを表示するなどにより、そのBUにて購読されているモバイルチャネルの連絡先数を確認することができます。
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