Marketing Cloud Engagement の MobilePush を利用する管理者向けに、MobilePush連絡先属性の確認手順やデータ抽出の可否を FAQ 形式でまとめました。
アプリから MobilePush SDK 経由で Marketing Cloud Engagement に連携された連絡先データから、ユーザー属性を確認したい場合があります。
たとえば、オプトイン/オプトアウト (Opt-In/Opt-Out) の状況を詳細に知りたい場合や、DeviceID などの一覧を取得したい場合です。
そのための標準的な確認・取得方法は以下の通りです。
・1件のみ確認する場合 [Contact Builder] | [すべての連絡先] より、特定の連絡先キーをクリックします。遷移先の個々の連絡先情報を表示する画面において、 [属性] タブから詳細を確認できます。
・一括で取得する場合 フィルター済みリストのエクスポートを行います。[MobilePush] 内で [フィルター済みリスト] を作成し、そのリストを手動でエクスポートすることで、CSV 形式で属性値の一覧を一括取得できます。 ただし、この CSV に SystemToken は含まれません。
Q. フィルター済みリストのエクスポートは自動化できますか。
A. いいえ、できません。標準機能では手動操作のみです。「MobilePush Demographic の情報を定期的に自動で取得したい」という要件では、この方法は採用できません。
Q. フィルター済みリストのデータに SQL でアクセスできますか。
A. Subscriber Key (Contact Key) の一覧であればアクセス可能です。
フィルター済みリストを作成すると、同名のデータエクステンションがバックグラウンドで作成されるため、そのデータエクステンションに対して以下のようなクエリを実行することでデータを取得できます。
例: SELECT Subscriberkey From [フィルター済みリスト名]
参考: すべての連絡先にあるすべての「連絡先キー」をデータエクステンションに保存する方法
Q. MobilePush Demographics などのシステムテーブル上のデータを SQL で取得できますか。
A. いいえ、できません。MobilePush Demographics、MobilePush Subscriptions、MobilePush Tags の 3 つは「システム定義データ」であり、サポートされるデータビューとして定義されていないため、SQL Query アクティビティから直接参照することはできません。
Note: 自動化のために
_PushAddressデータビューについて質問をいただくことがありますが、本データビューは執筆時点ではサポート対象外のデータビューです。利用に関する情報はコミュニティサイト等を参照してください。。ゆえにご質問いただいた場合はコミュニティサイト等の情報を参照するようご案内しています。あらかじめご了承ください
Q. フィルター済みリストのエクスポート件数が、画面上に表示される連絡先数と一致しないのはなぜですか。
A. 出力される基準が異なるため、通常は一致しません。
画面上の連絡先数は「リスト条件にマッチする連絡先(人)の数」を表示しますが、エクスポートされる CSV は「マッチした連絡先が持つデバイス(端末)」ごとの情報を出力しているためです。
例えば以下のようなケースで、画面上の表示数より多くなったり少なくなったりします。
多くなる場合: 1 人の連絡先が複数のデバイス(iPhone と iPad など)を保持している場合、その分レコード数が増えます。
少なくなる場合: 条件にマッチする連絡先の多くがモバイルデバイスを所有していない(MobilePush の連絡先ではない)場合。 画面上のカウントには、MobilePush 以外の連絡先(メールのみやチャネルアドレスのない連絡先等)も含まれますが、エクスポートされるのは「MobilePush デバイスを持つ連絡先」のデバイス情報のみです。これは、フィルター条件が広くマッチするもの(「連絡先キー = 値あり」など)を指定した場合に発生します。
例: 連絡先数 100 名(うち MobilePush チャネルの連絡先が 5 名、所有デバイス合計が 8 台)の場合
画面上の表示: 100(連絡先数)
エクスポートされる CSV: 8 レコード(デバイス情報に基づく)
このように、画面の「連絡先(人)」単位の表示と、CSV の「デバイス」単位のレコードという集計基準の違いにより、件数の不一致が発生します。
Q. SystemToken を一括で取得する方法はありますか。
A. 既存の機能では一括でエクスポートすることはできません。個別にトークン管理のデータベースを利用するなどの方法を検討してください。 あるいは、配信実績があるデバイスであれば、標準レポートの「MobilePush Detail Extract Report」に利用した Token 情報が記録されるため、そちらを利用する方法もあります。
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