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Data 360 一括データ変換における書き込みモードと実行モード(実行種別)の違い

公開日: Mar 3, 2026
説明

Data 360 の一括データ変換において、出力先への反映方法を定義する「書き込みモード」と、データ処理の計算方法を決定する「実行モード(実行種別)」の機能的な違いを解説します。処理フェーズの区別、Replace(置換)や Upsert の挙動、およびシステムによる実行タイプの決定ロジックについて説明します。

解決策

Data 360 の一括データ変換において、「書き込みモード(Write Mode)」と「実行モード(実行種別)」は異なる処理フェーズを制御する概念です。

書き込みモードはユーザーが設定可能であり、出力先のデータレイクオブジェクト(DLO)またはデータモデルオブジェクト(DMO)をどのように更新するかを定義します。一方、実行モード(実行種別)はシステム条件によって決定され、書き込み前の結果セットを生成するためにソースデータをどう処理するか(増分かフルか)を指します。

各モードの詳細と相互関係は以下の通りです。

1. 書き込みモード

データ変換の設定画面でユーザーが選択する項目です。変換処理によって生成された結果データを、ターゲットとなる出力オブジェクトにどのように保存するかを制御します。

  • Replace(置換)

    • 旧名称は「Replace」であり、日本語UIでは「置換」と表示されます。

    • 出力対象の DLO / DMO 内の既存データを、今回のデータ変換の最新結果で完全に置き換えます。

  • Upsert

    • 既存のレコードに対する更新(Update)と、新規レコードの挿入(Insert)を行います。

    • 主キーに基づいてデータの整合性を維持しながら更新する場合に使用されます。

2. 実行モード(実行種別)

データ変換が実行される際、エンジンがソースデータをどのように読み込んで計算するかを示すモードです。これはユーザーが直接選択するものではなく、書き込みモードの設定やその他の構成要素に基づいてシステムが決定します。

  • Incremental(増分)

    • 前回の実行以降に変更されたデータのみを処理対象とします。処理効率が高く、リソース消費を抑えられます。

  • Full(フル実行)

    • すべてのソースデータを再読み込みし、最初から計算し直します。

3. モード間の関係と決定ロジック

重要な点は、「書き込みモード」と「実行モード」は異なる処理フェーズであるということです。

  1. フェーズ1(実行モード): ソースデータから結果セットを作成する。

  2. フェーズ2(書き込みモード): 作成された結果セットを出力オブジェクトに保存する。

実行モードが Incremental になるか Full になるかは、書き込みモードを含む複数の条件によって決定されます。

  • Incremental モードが選択されうる条件の例:

    • 書き込みモードが [Replace](置換)の場合

    • ※注: [Replace] を選択したとしても必ず Incremental になるわけではありません。

  • Fullモードが選択されうる条件の例:

    • 書き込みモードが [Upsert] の場合

注意点: 「置換(Replace)するならフル実行」ではございません。書き込みモードが [Replace](置換)であっても、処理効率化のために Incremental(増分)で計算が行われる場合があります。設定の際は、これらが別の制御であることを理解しておく必要があります。

4. まとめ

  • 書き込みモード: データの「保存方法」を指定する(ユーザー設定)。

  • 実行モード: データの「計算範囲」を決定する(システム動作)。

意図したデータ更新を実現するためには、出力先オブジェクトの性質に合わせて適切な書き込みモードを選択してください。

ナレッジ記事番号

005232937

 
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