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Data 360:検索インデックスにおける「チャンクの強化」オプションの概要と重要な考慮事項

公開日: Mar 3, 2026
説明

本ナレッジでは、「チャンクの強化」オプションの概要や生成されるメタデータの種類、および利用時の重要な考慮事項(Flex クレジット消費と国外リーションへのデータ転送)について説明します。

解決策

検索インデックスの「チャンクの強化」オプションの役割

「チャンクの強化」は、Data 360 で非構造化データをベクトル化する際、LLM を活用して「検索用の付加情報(メタデータ)」を自動生成・付与する機能です。

これにより、Agentforce 等の AI アプリケーションがより適切な情報を参照できるようになり、回答の妥当性向上が期待できます。


従来の検索インデックス作成では、テキストを一定の長さで機械的に分割(チャンク化)していました。これに対し、「チャンクの強化」を有効化すると、Data 360 で 3 つのチャンクが生成されます。1 つは元のチャンクテキストが含まれるチャンク、1 つはメタデータテキストが含まれるチャンク、もう 1 つは回答可能な質問が含まれるチャンクです。取得者はこれらのチャンクにアクセスして、RAG および AI エージェントワークフローで使用します。

チャンク種別メタデータ型説明
メタデータキーワードコンテンツを一意に識別するキーワードを抽出します。
エンティティ

以下の要素を逐次的に特定してリスト化します。


・ロケーション、組織、日付、時間


・通貨、金額、パーセント


・商品、言及されているプラットフォーム

トピックチャンクで議論されている主要なトピックを抽出します。トピック名には重要なエンティティとキーワードが含まれます。
タイトルコンテンツを要約した、簡潔で有益なタイトルを生成します。
サマリー主要なトピックとエンティティが強調されたコンテンツの概要です。可能な場合は 100 語以上、250 語以下で生成されます。
質問質問テキストチャンクのコンテンツが回答となり得る、詳細かつ包括的な質問のセットをまとめます。


重要な考慮事項

1. 検索インデックスの「チャンクの強化」では Flex クレジット(Standard Prompt)が消費される

検索インデックスの処理で使用される Data Services Card の代表的なクレジット種別は以下の 2 つです。

  • Unstructured Data Processed
  • Intelligent Processing 

しかし、「チャンクの強化」を有効にした場合、チャンク分割プロセスの中で Amazon Bedrock 上の LLM で内容を分析する処理が発生するため、上記の Data Services Card に加えて Flex クレジット(Standard Prompt)が消費されます。
* 4 チャンクごとに 1 LLM コールが発生し、1 LLM コールごとに 12 Flex クレジットが消費されます。詳細は、Billing Considerations for Enriched Index の Example: Credit Consumption Calculation の項目を確認してください。

(参考情報)
非構造化データと検索インデックスの請求に関する考慮事項
Billing Considerations for Enriched Index

2. 検索インデックスの処理の中でデータが国外リージョンに送信される可能性がある

「チャンクの強化」は Data 360 が利用可能なすべてのリージョンでサポートされていますが、実際のデータ処理は以下のリージョンに限定された Amazon Bedrock マネージドサービス を通じて行われます。

  • 米国: us-west-2 (Oregon), us-east-1 (Virginia)

  • 欧州: eu-central-1 (Frankfurt), eu-central-2 (Zurich), eu-west-3 (Paris)

このため、例えば日本リージョンを使用している場合でも、検索インデックス利用時にお客様データが上記国外リージョンに送信され、そこで処理が実行されます。

(参考情報)
Data 360:検索インデックス利用におけるデータレジデンシーについて

ナレッジ記事番号

005299115

 
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