Marketing Cloud Engagement の MobilePush において、標準属性以外の「会員ランク」や「カテゴリ」といった独自のビジネスデータを追加する手順を解説します。また、属性名の予約語に関する制限事項や、作成した属性の活用方法についても記載します。
MobilePush では、標準の連絡先属性以外に、自社のビジネスに合わせた「好みのカテゴリ」や「会員ランク」などのオリジナルの属性(カスタム属性)を追加することで、活用の幅を広げることができます。
属性の定義は Contact Builder で行います。
[Audience Builder] アイコンにカーソルを合わせ、[Contact Builder] を選択します。
[データデザイナー] タブが開いていることを確認し、[MobilePush Data] をクリックします。
[MobilePush Demographics] 属性グループが表示されます。項目一覧の下端にある [ + 属性の作成] ボタンをクリックします。
属性名、デフォルト値、データ型などを定義し、[作成] をクリックして保存します。
Contact Builder で作成した属性に実際のデータを反映させるには、モバイルアプリ側の SDK 実装を通じて、当該の属性値を設定・更新する必要があります。
実装の概要
ユーザーのプロフィール情報が保存されたタイミングなどで、SDK のメソッドを呼び出して属性値を設定します。
実装例 sfmcSdk.identity.edit メソッドなどを利用します。(バージョン10の場合。バージョンによって異なります)
具体的な実装コードやメソッドについては、以下の開発者向けドキュメント(英語)を参照してください。
参考: Set Contact Attributes and Tags
属性名の予約語に関する注意
属性名にはシステムが使用する「予約語 (Reserved Words)」が存在します。上記の開発者ドキュメント内 "Reserved Words" セクションに記載されている単語(例: contactId, systemToken など)と同じ名前の属性は作成しないようにしてください。
複数デバイス利用時の注意(デバイス単位の管理)
Marketing Cloud Engagement 上の MobilePush 属性は「デバイス単位」で管理されます。 同一の連絡先キーで複数のデバイスからログインしている場合、それぞれのデバイスごとに属性値を保持します。
つまりアプリケーション(バックエンド)側で連絡先キーごとにプロフィール情報を一元管理していても、Marketing Cloud Engagement 上では自動的に連絡先キーの単位でそれら属性値が同期されません。必要に応じて別のデバイスで同一キーでログインしても属性値に矛盾が生じないように、アプリ側でテストを行い、必要に応じて明示的な更新処理を加えるなどの制御が必要です。
作成した属性データは、主に「セグメント」と「メッセージのパーソナライズ」の 2 点で活用できます。
[Contact Builder] の [モバイルリスト] 作成画面にて、[MobilePush Demographics] 配下の属性をフィルター条件として指定できます。
これにより、「会員ランクが Gold のユーザー」や「特定のカテゴリを好むユーザー」など、独自に定義した属性を持つユーザーのみを抽出した配信リストを作成可能です。
プッシュ通知のメッセージ本文や AMPscript に、属性値を動的に挿入できます。Email Studio にてデータエクステンション上の項目を利用するのと同様の記法が使用可能です。
記法: 属性名が shopName の場合、%%shopName%% と記述することでパーソナライズ文字列として機能します。
活用例: ユーザーの「お気に入り店舗」名をメッセージに含めたり、AMPscript で「会員ランク」に応じたメッセージ内容の出し分けを行ったりすることで、一人ひとりに最適化された通知を送信可能です。
なお、アプリから取得した属性値を確認する方法は以下の記事を参照してください。
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=005232874&type=1
Q. 属性値はリアルタイムで Marketing Cloud Engagement に反映されますか。
A. いいえ、リアルタイムではありません。 連絡先情報のアップデートにはタイムラグが発生します。主にアプリの起動時やバックグラウンドへの遷移時にアップデート要求が Marketing Cloud Engagement に送信され、その後、登録・更新処理が行われます。これには数分以上かかる場合があります。 そのため、即時性が求められるユースケース(操作直後のトリガー配信など)での利用は困難な場合があります。なお、反映まで数十分以上かかる状態が恒常的に発生する場合は、状況を添えてお問い合わせください。
Q. Marketing Cloud Engagement 上で属性値を手動変更しましたが、アプリ側に反映されません。
A. アプリ側には反映されません。 同期の方向は「アプリから Marketing Cloud Engagement への一方通行」です。Marketing Cloud Engagement 側で行った変更がアプリにプッシュされることはありません。 この挙動のため、MobilePush のデータベースを「モバイルアプリのバックエンドデータベース」として利用することはできません。アプリ側を正として設計してください。
005306465

We use three kinds of cookies on our websites: required, functional, and advertising. You can choose whether functional and advertising cookies apply. Click on the different cookie categories to find out more about each category and to change the default settings.
Privacy Statement
Required cookies are necessary for basic website functionality. Some examples include: session cookies needed to transmit the website, authentication cookies, and security cookies.
Functional cookies enhance functions, performance, and services on the website. Some examples include: cookies used to analyze site traffic, cookies used for market research, and cookies used to display advertising that is not directed to a particular individual.
Advertising cookies track activity across websites in order to understand a viewer’s interests, and direct them specific marketing. Some examples include: cookies used for remarketing, or interest-based advertising.