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Data 360:ID 解決(Identity Resolution)のクレジット消費の計算ルールと最適化のベストプラクティス

公開日: Apr 15, 2026
説明

※本記事の内容は、Data Services Credits を対象としており、Flex Credits に関しては対象外です。
 Data Services Credits の消費レートに関する最新情報はMultipliers for Data 360を確認してください。

 

ID 解決におけるクレジット消費の基本

ID解決の実行に関連するデータ使用量種別は、「バッチプロファイル統合 (Batch Profile Unification)」です。クレジット消費は、処理された行数に基づいて行われます。

項目詳細
対象レコードID解決に関連するDMOおよびDLO側の新規・更新レコード。ルールセットの初回実行以降は、新規または変更があった「ソースプロファイル」のみが消費対象となります。
変更検知DLOレコードの変更検知は、DMOにマッピングされているフィールドのみが対象となります。マッピングされていない項目のみが変更された場合は、ID解決処理の対象外です。
消費レート
100万レコードあたり、本番環境では 10万クレジットSandbox 環境では 8万クレジットを消費します。
特徴

ID 解決(Batch Profile Unification)は、Data 360 の全処理の中で最もクレジット消費割合が高い機能です。例えば、Data Queries と比較すると消費レートに 5万倍の差があります。

 

解決策
    クレジット消費を最小限にするためのベストプラクティス
    クレジット消費を最小限に抑えるために、以下の点を参考にしてください。

    • ルールセットの変更頻度を抑える: ルールセットを更新すると全件再処理が走るため、変更は計画的に最小限に留めてください。
    • マッピング項目の厳選: DLOからDMOへのマッピングは、ID解決やセグメンテーションなど業務に必要な項目のみに限定してください。
    • 不要な ID 解決設定の無効化: 使用していないルールセットは、速やかに無効化または削除してください。
    • データソースの更新タイミングの同期: 複数のDLOから一つのDMOへマッピングしている場合、できる限り更新タイミングを揃えることで、ID解決が不必要に何度もトリガーされることを防げます。

    クレジット消費を増大させるリスク要因(事例)
    更新頻度の高い項目を ID 解決に関連する DMO(Individual 等)にマッピングすると、処理対象レコードが膨れ上がり、コストが急増するリスクがあります。過去に、CRM 側の定期的なシステム更新により、想定外のクレジット消費が発生した事例があります。

    事例:数億件規模の再処理による予算超過
    • 原因: Individual DMO に Last Modified Date(最終更新日) をマッピングしていたこと。
       ※ Last Modified Date は更新頻度の高い項目であるため、CRM 側のほぼすべてのデータ更新が反映されます。
    • 発生メカニズム:
      1. CRM 側での全件バックアップやシステムバッチにより、レコードの Last Modified Date が一斉更新される。
      2. Data 360 はマッピングされた項目の変化を検知し、「全レコードに変更あり」と判定する。
      3. ID 解決の実行時、 Last Modified Date 以外のデータ内容に変更がなくても、すべてのレコードが「再処理対象」としてカウントされ、クレジットを大量に消費する。

    CRM コネクタ利用時の注意事項と対策

    DLOからDMOへのデータマッピングに、更新頻度が高くなりやすいCRM側のタイムスタンプ項目などを含める際は特に注意が必要です。

    • リスク: DLOからDMOへのマッピングにおいて、「SystemModStamp」を含めるとCRM側の全更新が、「Last Modified Date」を含めるとほぼすべての更新が反映されます。その結果、これらがID解決の処理対象となり、クレジット消費が増える原因となります。
    • 注意事項:CRM コネクタで標準データバンドルを使用した場合、対象の DLO の Last Modified Date が ID 解決関連 DMO の Last Modified Date にデフォルトでマッピングされます。
    • 対策: ID解決に不要な項目は、手動でマッピングを解除することを推奨します。
    ナレッジ記事番号

    005316716

     
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    Salesforce Help | Article