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Marketing Cloud Engagement | Automation Studio でオートメーションの実行がスキップされる原因と対処法

公開日: Jun 10, 2026
説明

Automation Studio のスケジュール実行スキップは、前回の実行がまだ継続中に次のスケジュール時刻を迎えた場合に発生します。原因は大きく「処理時間の超過」と「File Drop キュー設定の不備」の2種類に分類されます。処理時間の超過には、恒常的な超過・Wait アクティビティによる延長・リソース競合による一時的超過の3つのパターンがあります。それぞれの原因に応じた設定変更・設計改善・手動リカバリ手順を実施することでスキップを防止できます。通知設定を活用したプロアクティブな検知も推奨されます。

解決策

スキップの原因と対処法

 

1. 処理時間の超過

a. 恒常的な処理超過 

オートメーションの1回あたりの実行時間が、スケジュールの間隔(例:15分ごと、1時間ごと)を超えた場合、システムは重複実行を防ぐため次回のスケジュールを自動的にスキップします。たとえば、24時間ごとにスケジュールされたオートメーションの処理に36時間かかった場合、次回の実行はスキップされます。

Q. スキップを防ぐにはどうすればよいですか?

A. 以下の対処法を検討してください。

  • スケジュール間隔を実際の処理時間より十分に長く設定する(例:15分間隔 → 45分または1時間ごとに変更)。
  • 1つのステップに多数の重いアクティビティを配置せず、複数のステップまたは別のオートメーションに処理を分割する。

※Marketing Cloud Engagement を長期間運用すると、保持するデータ量は増大する傾向があります。導入当初は速やかに完了していたアクティビティが、徐々に、あるいは突然長時間化・タイムアウトするケースがあります。これを最小限に防ぐためにクエリの最適化や、必要なデータのみを処理・更新する設計を心がけることで、こうした問題を予防できます。

b. Wait 設計の問題 

 

オートメーション内に Wait アクティビティが設定されており、待機中に次のスケジュール時刻を迎えた場合、次の実行がスキップされます。

Q. Wait アクティビティがあるとなぜスキップが発生しますか?

A. たとえば、1時間ごとに実行するオートメーション内に2時間の Wait アクティビティが含まれていると、待機中に次のスケジュール時刻を必ず迎えるため、スキップが発生します。スケジュール間隔を、Wait アクティビティの待機時間を含む全体の実行時間より長く設定するか、Wait アクティビティの時間を短縮してください。

c. リソース競合による一時的超過 

 

Marketing Cloud はマルチテナント環境であるため、特定の時間帯にプラットフォーム全体の処理が集中したり、データベースのメンテナンスやアップデートが行われたりすると、一時的なパフォーマンス低下や処理キューの滞留が発生します。その結果、処理時間が延びて次のスケジュールに食い込んだり、スケジューラーの割り当て自体が遅延したりしてスキップが発生することがあります。

Q. リソース競合によるスキップを軽減する方法はありますか?

A. 以下の対処法が有効です。

  • 開始時刻を毎時00分・30分などのピーク時を避け、「推奨時刻を使用」機能を活用し、 「8:07」「8:12」のようなオフセットした時刻に設定する(参考:自動化のスケジュール)。
  • メンテナンス等による一過性のスキップであり、即時復旧が必要な場合は、環境が安定した後に [1回実行(Run Once)] で手動リカバリを行う。

2. File Drop キュー設定 

ファイルのアップロードをトリガーとして開始されるオートメーションにおいて、実行中に新しく同名のファイルがドロップされた際、キュー設定が無効の場合、新しいトリガーリクエストが無視されてスキップが発生します。

Q. File Drop トリガーでスキップを防ぐにはどうすればよいですか?

A. 以下の対処法を検討してください。

  • 処理を確実に実行したい場合は、オートメーションの設定でキューを有効(オン)にする。
  • ドロップするファイル名をタイムスタンプ等で一意にし、前回の処理が完了してから次のファイルをアップロードする運用フローに変更する。

 

予防策:通知の設定

スキップやエラーが発生した際に迅速に検知できるよう、オートメーションの [アクティビティ] タブ内にある [通知の設定] にて、「ランタイムエラーが発生したか、実行がスキップされました」の項目にメールアドレスを登録することを推奨します。
これにより、スキップ発生時に自動アラートを受け取ることができます。
 
ナレッジ記事番号

005385547

 
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