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Quip から Slack キャンバスへの変換: アカウント照合の仕組み

公開日: Jul 15, 2026
説明

Quip ドキュメントを Slack キャンバスに変換する際は、そのドキュメントに関連付けられているユーザー (作成者、コメント投稿者、ドキュメント内でメンションされているユーザー) の情報も引き継ぐ必要があります。これにより、誰がどのような操作を行ったかがキャンバスにも正しく反映されます。アカウント照合とは、メールアドレスを使用して、各 Quip ユーザーを接続済みの Slack チームの適切なユーザーに対応付けるプロセスです。

キャンバスへの変換は、Quip のコンテンツを移行する方法の一つですドキュメントがキャンバスへの変換に適さない場合は、他のエクスポート方法も利用できます。この FAQ では、アカウント照合の仕組みと、よくある問題の解決方法について説明します。

解決策

Quip と Slack 間でアカウントはどのように照合されますか?

Slack 管理者が Quip 管理者からのチームの接続要求を承認すると、アカウントの照合が自動的に実行されます。システムは各 Quip ユーザーについて、接続済みの Slack チームに同じメールアドレスを持つユーザーがいるか検索します。

  • 一致する Slack アカウントが 1 つだけ存在する場合、2 つのアカウントが連携されます。
  • 有効なアカウントと無効なアカウントが一致する場合、有効なアカウントが優先されます。
  • 一致する Slack アカウントがない場合や、複数ある場合は、そのユーザーは未連携のままとなります (以下の解決方法のセクションを参照)。

照合はメールアドレスにのみ基づいて行われるため、双方で正確なメールアドレスが設定されていることが重要です。

Quip のドキュメントアクセス権を Slack でも維持するために、アカウント照合はどのように使用されますか?

ユーザーが Quip ドキュメントを Slack キャンバスに変換すると、Quip でそのドキュメントへのアクセス権を持っていたユーザーの多くは、有効な Slack ユーザーとの対応付けが完了していれば、Slack でも引き続きこのドキュメントにアクセスできます。Quip とキャンバスでは権限モデルが異なるため、場合によっては、Slack でアクセス権が制限されたり、アクセス権を失ったりすることがあります。ドキュメントが Slack に移行された後は、そのキャンバスへのアクセス権を持つユーザーであれば、Slack のキャンバス権限を使用してアクセス権を変更したり、Slack ユーザーを追加・削除したりできます。次のような変更が生じる場合があります。

  • コメントのみ可能なユーザーが、参照のみ可能なユーザーに変わる。
  • 元の Quip 組織に属していないユーザーが、アクセス権を失う。
  • 移行先の Slack 組織に対応する Slack ユーザーアカウントが存在しない Quip ユーザーが、アクセス権を失う。
  • Slack キャンバスにリンク共有のオプションがない。
  • Quip で参照のみだったユーザーがアクセス権を失う。
  • ワークグループのメンバーシップによりドキュメントへのアクセス権を持っているものの、そのドキュメントを一度も開いたことがないユーザーが、アクセス権を失う。

Quip から Slack への移行に伴い、一部のユーザーがドキュメントへのアクセス権を失う場合はありますが、変換完了後に Slack ユーザーが手動でユーザーをキャンバスに追加しない限り、このプロセスによってより上位の権限がユーザーに付与されることはありません

無効な Quip ユーザーと Slack ユーザーのアカウントも照合されるのはなぜですか?

アカウント照合は、現在有効なユーザーのアクセス権を維持するためだけに行われるわけではありません。ドキュメントに誰が関与したかについての正確な記録を、移行後も保持するための仕組みでもあります。Quip ドキュメントがキャンバスに変換される際、アカウント照合によって以下の情報が維持されます。

  • コンテンツの帰属情報 - ドキュメントの各部分を最初に作成したユーザー。
  • @メンション - ドキュメント内で参照されているユーザーと、正しい Slack ユーザーの対応付け。
  • コメントの帰属情報 - 各コメントと、投稿したユーザーの対応付け。

組織をすでに離れた人であっても、コンテンツを作成したり、メンションされたり、コメントを残したりしている場合があります。無効化されたアカウントも照合することで、変換後のキャンバスでもその履歴を正確に保持し、ユーザーの関与履歴が削除されたり、別のユーザーに誤って関連付けられたりするのを防ぐことができます。

未照合ユーザーが作成したコンテンツを含むドキュメントを変換できないのはなぜですか?

キャンバスでは、すべてのコンテンツ (テキスト、メンション、コメント) が、実在する Slack ユーザーに関連付けられている必要があります。Slack アカウントに対応付けされていないユーザーのコンテンツがドキュメントに含まれている場合、そのコンテンツは誰にも関連付けられず、孤立してしまいます。
ドキュメントの完全性を維持し、孤立したコンテンツが発生するのを防ぐため、未照合ユーザーによるコンテンツを含むドキュメントは、そのユーザーが Slack アカウントに対応付けされるまで、変換がブロックされます。これは、変換後のキャンバスで、コンテンツの元の作成者やコンテキストに関する情報が欠落しないようにするための保護措置です。

Quip と Slack 間で照合されないユーザーがいる場合、どうすれば解消できますか?

照合はメールアドレスに基づいて行われるため、ほとんどの未照合ユーザーは、両方の製品のメールアドレスを一致させることで解消できます。

  • Quip と Slack の両方で、ユーザーのメールアドレスを正確かつ最新の状態に保ちます
  • SSO プロバイダーなど、単一の信頼できる情報源を利用して、両方の製品で同じメールアドレスが使用されるようにします。
  • 接続したチームに、各 Quip ユーザーとメールアドレスが一致する Slack ユーザーが存在することを確認します。

注意事項:

  • 未照合ユーザーがいることは、必ずしも異常ではありません。Quip のみ使用し、Slack アカウントを作成したことがないユーザーは対応付けされません。これは正常な動作です。
  • すべてのドキュメントが変換可能なわけではありません。Slack キャンバスと互換性があるのは、Quip ドキュメントの約 65% と見込まれています。未照合ユーザーが原因で変換できないドキュメントは、キャンバスへの変換ではなく、別のエクスポート形式を使った移行のほうが適している場合もあります。

複数の Slack アカウントと一致する Quip ユーザーがいる場合、どうすればよいですか?

これは、Quip ユーザーのメールアドレスが、接続した Slack チーム内の複数のアカウントと一致している場合に起こります。この問題は、次のいずれかの方法で解決できます。

  • 優先ドメインを設定する: 接続時の優先メールドメインを設定すると、照合時にそのドメインのメールアドレスを持つアカウントが選択されるため、問題を回避できます。たとえば、ある Quip ユーザーに user@example.com と user@other-domain.com の 2 つのメールアドレスがあり、その両方が接続済みの Slack チーム内のユーザーと一致しているとします。この場合、管理者が example.com を Quip チームの優先ドメインに設定すると、アカウントの照合プロセスで user@example.com が正しい Slack ユーザーとして選択されます。
  • メールアドレスを 1 ユーザーにつき 1 つにする: 各 Quip ユーザーに対し、1 つの Slack アカウントとのみ一致するメールアドレスを 1 つだけ登録します。

Slack 側では、接続済みの Slack 組織内で、各従業員が有効な Slack アカウントを 1 つだけ使用していることを確認します。

初回接続後も照合は最新の状態に保たれますか?

はい。アカウントの照合は定期的に自動で更新されます。メールアドレスを修正したり、必要なアカウントを追加したりすると、手動操作なしに照合結果が更新されます。管理者は管理コンソールの [Match Accounts] (アカウントを照合) を使用して、いつでも照合を再実行できます。これにより照合結果が更新され、古くなった照合結果も修正されます。Quip と Slack 間でユーザーが再同期される際に、Slack ユーザーとの照合が必要な新規の Quip ユーザーも検出されます。

ナレッジ記事番号

005387800

 
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