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Marketing Cloud Engagement | Intelligence Reports(Analytics Builder)の集計の仕組みと Dimension の正しい使い方

公開日: Jul 21, 2026
説明

Intelligence Reports では「何を集計軸にするか」を Dimension(ディメンション)で定義します。Dimension を多く設定するほど集計が細分化され、総数が増加するわけではなく、逆に集計が意図せず分断されることがあります。また、開封数などは Dataview(データビュー)などのような購読者ごとのトラッキングレコードとは異なり、集計の仕組みや集計時間軸の基準も異なります。本記事では Dimension・Measurement・集計時間軸の概念と、ツールごとの使い分け指針を解説します。

解決策
Intelligence Reports は購読者単位のトラッキングデータを提供するツールではありません。キャンペーン全体の傾向把握を目的として設計されており、「何の軸で集計するか」を Dimension で定義し、「何の数値を集計するか」を Measurement(メジャメント)で定義します。この前提を踏まえたうえで、以下の各概念を理解することが正確なレポート運用の出発点となります。

Dimension と Measurement の違い

Dimension は集計軸(グルーピングキー)です。Email Job ID、Event Date、Send Date などが代表的な Dimension です。Dimension を追加すると、その組み合わせごとにデータが分割されて表示されます。

Measurement は集計値(指標)です。Email Sends、Email Total Opens、Email Unique Clicks などが Measurement にあたります。
ディメンションおよびメジャメント

誤りやすいポイント:Dimension を増やすほど「詳細なデータが取れる」と思われがちですが、実際には「集計の切り口が増える」ため、意図しない分割が発生して総数が変動して見えることがあります。一例として、配信したメールの開封数をシンプルに確認したい場合は、まず Email Job ID のみを Dimension に設定し、余分な軸を排除することを推奨します。
 

集計時間軸の基準:Event Date と Send Date

集計時間の基準には主に 2 種類あります。
  1. Event Date(イベント日)は、開封・クリック・バウンスなどの「アクションが実際に発生した日付」を基準とします。ピボットテーブルやカスタムレポートの標準フィルターはこの基準で集計されます。注意点として、Event Date のみで期間を絞り込んだ場合、1 年前に送信されたメールに対して対象期間内に発生した開封も集計対象に含まれます。
  2. Send Date(送信日)は、「メールが実際に送信処理された日付」を基準とします。事前構成済みのダッシュボードの多くはこの基準でデータが集計・表示されます。特定期間に送信されたメールに対するアクションのみを抽出したい場合は、Send Date を軸に集計する必要があります。
Send Date と Event Date を混在させると集計軸がぶれるため、レポートの目的に応じてどちらか一方に軸を統一することを推奨します。

Time Period の最小粒度とタイムゾーン

Intelligence Reports の Time Period の最小集計単位は 1 日(24 時間)です。Dataview などのバックエンドデータとは異なり、時間(Hourly)単位での絞り込みはできません。レポートの対象期間は常にカレンダー上の全日(00:00〜23:59)として扱われます。
タイムゾーンは、システム内部の CST(米国中部標準時)ではなく、エンタープライズ(親 BU)のビジネスユニット設定で指定されているタイムゾーンに基づいて集計・表示されます。そのため、CST を基準とする Marketing Cloud の標準レポートや Dataview の抽出結果と比較した場合、タイムゾーンの時差によって日またぎの数値にズレが生じることがあります。

よくあるご質問 / Frequently Asked Questions(FAQ)

Q1. Dataview で取得した開封数と Intelligence Reports の数値が大きく異なります。なぜですか?

A1. 集計方法が異なります。Intelligence Reports は Dimension(集計軸)の設定に基づいてデータを集約するため、Dimension の構成によって同じ「開封数」でも値が変わります。また、Time Period の基準(Event Date / Send Date)やタイムゾーンの差異も原因として考えられます。それぞれのツールの特性を理解したうえで使い分けることを推奨します。
インテリジェンスレポートとデータビューの比較

Q2. Intelligence Reports で開封数がとても少ない(または 0 に近い)値になっています。

A2. Dimension を増やしすぎている可能性があります。Dimension を追加するほど集計の切り口が細分化され、意図しないデータの分割が発生します。まず Email Job ID のみを Dimension に設定し、不要な軸を除外して確認してください。

Q3. Send Date と Event Date の両方を Dimension に設定したら、意図しない集計結果になりました。原因と対処法を教えてください。

A3. Send Date と Event Date を同時に Dimension に設定すると、それぞれの組み合わせごとにデータが分割され、集計結果が意図しない値になります。レポートの目的に応じてどちらか一方に統一することを推奨します。

ナレッジ記事番号

005388898

 
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