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Marketing Cloud Engagement | ユーザーのアクセス元 IP アドレスを調査・特定する方法

公開日: Aug 6, 2026
説明

Marketing Cloud Engagement へのアクセス元 IP アドレスを調査するには、ログイン IP 許可リストのアクセスログ(UI確認)またはAutomation StudioのAudit Trail Access Log(CSV抽出)を使用します。特定した IP アドレスはログイン IP 許可リストに登録することで、正当なアクセスのブロックを解除できます。本記事では各機能の確認手順・取得できる情報・許可リストへの追加手順とよくある質問を解説します。

解決策

Marketing Cloud Engagement のアクセス元 IP アドレス調査には、用途に応じて以下の機能を使用します。


1. ログインIP許可リストの「アクセスログ」を利用する

許可されていない IP アドレスからのアクセス試行(違反)やログイン拒否(ブロック)の履歴をUI上で確認したい場合に使用します。

  • 前提条件: [セキュリティ設定] の「 IP アドレスによってログインを制限する」が「ログ許可リストの違反」または「違反をログに記録してアクセスを拒否」に設定されている必要があります。

  • 確認手順:

    1. [セットアップ] | [セキュリティ] | [ログイン IP 許可リスト] を開きます。

    2. 画面上の [アクセスログの表示 ] ボタンをクリックします。

  • 取得できる情報: 許可リスト外からアクセスがあった日時、 IP アドレス、ユーザー名(または UUID )、ログインソースの一覧が表示されます。なお、許可リスト内の IP からのアクセス成功履歴はここには表示されません。


2. 監査履歴「Audit Trail Access Log」を利用する

許可・拒否を問わず、すべてのユーザーおよびシステム(API 連携のリクエスト)の「ログイン成功・失敗履歴」と「アクセス元 IP アドレス」を網羅的にエクスポートし、CSV ファイルとして一括監査したい場合に使用します。

  • 前提条件: アカウントで「Audit Trail(監査履歴)」機能が有効化されており、抽出を実行するユーザーに「Marketing Cloud セキュリティ管理者」等の適切なロールが付与されていること。

  • 注意:ログの蓄積は、監査履歴機能を有効化した後から始まります。また、基本監査履歴では直近30日間、有償の詳細監査履歴では直近60日間のログの保持期間がございます。

  • 確認手順:

    • Automation Studio にアクセスし、「データ抽出」 アクティビティを新規作成します。
    • 抽出の種別で [Audit Trail Access Log] を選択し、抽出対象の期間(例:Rolling Range 30 Days)等を設定します。
    • 後続に「ファイル転送」アクティビティを設定し、MCEの拡張FTP( Safehouse ➔ Export フォルダ等)へCSVファイルを転送してダウンロードします。
  • 取得できる主な情報(カラム):

    • UserName: ログインを試みたユーザーのメールアドレスまたは API のクライアントID
    • FromIP: ユーザーがアクセスした元のグローバル IP アドレス
    • LoginStatusName: ログインの結果(例:Successful = 成功、FailedNotOnWhitelist = IP制限による拒否)
    • SecurityEventType:どのようなセキュリティ関連のアクションが発生したか (例:Login Attempted、Password Changed など)
    • EventSource: ログインの経路(例:Application UI From Hub、API OauthV2 など)

※LoginStatusName や SecurityEventType 項目に登録される値については、監査履歴アクセスログ項目をご参照ください。


3. 確認した IP アドレスをログイン IP 許可リストに追加する

ログの調査で特定した IP アドレスが正当なアクセス元であることを確認した後、その IP アドレスをログイン IP 許可リストに登録する。

  • 前提条件: 登録を行うユーザーに Marketing Cloud セキュリティ管理者等の適切なロールが付与されていること。
  • 登録手順:
    1. [セットアップ] | [セキュリティ] | [ログイン IP 許可リスト] を開く。
    2. [IP アドレスの追加] ボタンをクリックする。
    3. 追加するIPアドレス (開始IPアドレスと終了 IP アドレスの範囲) を入力し、[保存] をクリックする。
注意事項
  • 範囲指定を行う場合は、意図しない IP アドレスが許可対象に含まれていないことを事前に確認する必要がございます。
  • 「違反をログに記録してアクセスを拒否」モードの場合、許可リストへの追加が完了するまで対象 IP からのアクセスは拒否され続けます。
  • VPN・プロキシ経由のアクセスの場合はエンドユーザーの端末 IP ではなく、ゲートウェイのグローバル IP アドレスを登録する必要があります。

 


4. アクセス調査に関するよくある質問 (FAQ)

Q1. アクセスログや監査ログのユーザー名に「1234a567-8989...」のような英数字(UUID)が記録されているのはなぜですか?

A. 人間のユーザーによる手動ログインではなく、API 連携用の「インストール済みパッケージ」や「外部接続アプリ(OAuth認証)」を経由したシステムからの自動アクセスであることを示しています。仕様上、API 認証時にはメールアドレスではなく、対象パッケージの固有クライアントID(UUID)がユーザー名として記録されます。

 

Q2. 監査ログ(Audit Trail)を見ると、1回のログインに対して同時刻に複数の履歴が記録されているのはなぜですか?

A. MCEのシステムアーキテクチャの仕様です。1回の画面ログイン操作(特にSSO等を利用している場合)において、バックエンドで複数の異なる認証コンポーネントを通過します。 そのため、同一時刻・同一IPであっても EventSource が「Application UI From Hub」、「Hub CAS」、「Platform Application」、「Oauth」といった異なるソース名で複数行記録されることがありますが、これらはすべて1回のログインプロセスにおける正常な動作ログとなります。

 

Q3. 自宅などの社外ネットワーク(VPN等)からアクセスした場合、ログにはどのIPアドレスが記録されますか?

A. FromIP に記録されるのは、MCEのサーバーに到達した時点の「送信元グローバル IP アドレス」です。 ユーザーが会社のVPNやプロキシを経由している場合、ログにはユーザーの自宅のIPではなく、企業ネットワークの出口となるゲートウェイのグローバル IP アドレスが記録されます。

 

Q4. 監査ログ上に FailedNotOnWhitelist (LoginStatusID: 12) というステータスが大量に出ています。これは何ですか?

A. 該当のアクセス元 IP アドレスが「ログイン IP 許可リスト」に登録されていない(または範囲外である)ため、MCEのセキュリティ設定によってアクセスが拒否された、あるいは違反として検知されたことを意味しています。正当なユーザーや API アクセスである場合は、この IP アドレスを許可リストに追加する必要があります。

 
 
ナレッジ記事番号

005390143

 
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