Salesforce によるスケジュール済みアクションの処理方法
スケジュール済みアクションの処理する場合、関連付けられているスケジュールの種別、項目が変更されたかどうか、およびプロセスが無効化されたかどうかに基づいて想定される動作を理解しておく必要があります。
必要なエディション
| 使用可能なインターフェース: Salesforce Classic (使用できない組織もあります) および Lightning Experience の両方 |
| 使用可能なエディション: Essentials Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Performance Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition |
2025 年 12 月 31 日以降も既存のプロセスは引き続き実行され、有効化、無効化、編集ができますが、Flow Builder を使用することをお勧めします。既存のプロセスを移行するには、Flow Builder への切り替えを計画し、 Migrate to Flow ツールを使用します。新しい自動化の場合は、Flow Builder でフローを作成します。
スケジュール済みアクションの処理に関する制限
- 組織では、1 時間につき最大 1,000 個のスケジュール済みアクションのグループを処理できます。
スケジュール済みアクションの各グループは、「今から 3 日後」などのスケジュールに関連付けられます。スケジュールが処理されると、関連付けられたアクションが実行されます。組織でこの制限を超えると、Salesforce では残りのスケジュールを次の 1 時間に処理します。
たとえば、午後 4 時から 5 時の間に組織で 1,200 個の待機中アクションのグループの処理がスケジュールされているとします。Salesforce で、午後 4 時から午後 5 時の間に 1,000 個のグループが処理され、残りの 200 個のグループが午後 5 時から午後 6 時の間に処理されます。
現在の時刻に基づいたスケジュール
例: 今から 3 日間。
スケジュールは、プロセスを作成したユーザーのタイムゾーンに基づいて評価されます。
項目値に基づくスケジュール
例: ケースの [作成日] の 3 日後。
項目ベースのスケジュールの動作は、レコード変更プロセスとイベントプロセスで異なります。
すべてのプロセス:
次の考慮事項は、レコード変更プロセスとイベントプロセスの両方に適用されます。
- スケジュールが過去の時間に評価される場合、関連付けられたアクションはできるだけ早く実行されます。その時点で Salesforce が処理しているアクションの数に応じて、アクションは 1 時間以内に実行されます。
たとえば、完了予定日の 7 日前に商談所有者にメールを送信するプロセスがあるとします。完了予定日が今日に設定された商談についてプロセスが開始された場合、スケジュール済みアクションはできるだけ早く実行されます。
- ある日付の [0 日後] にスケジュールを設定した場合、関連付けられたアクションは日付項目で表される時間以降にできるだけ早く実行されます。その時点で Salesforce が処理しているアクションの数に応じて、アクションは 1 時間以内に実行されます。
- スケジュールで参照される項目に null 値がある場合、そのスケジュールは無視され、関連付けられたアクションは実行されません。
- プロセスでアクションがスケジュールされると、フローインタビューレコードが作成され、スケジュール時間になるまでインタビューが一時停止します。一時停止中のフローインタビューが削除されても、Salesforce は一時停止中のフローインタビューを再開せず、スケジュール済みアクションは実行されません。
レコード変更プロセス:
次の考慮事項は、レコード変更プロセスにのみ適用されます。
レコード変更プロセスで項目ベースのスケジュールが実行されると、現在の項目値が使用されます。値が日付/時間項目の場合、プロセスを作成したユーザーのタイムゾーンが使用されます。値が日付項目の場合、組織のタイムゾーンが使用されます。
項目値が変更された場合の処理
- レコードが作成または編集されたら開始するプロセスの場合:
- アクションの条件が有効である限り、アクションはスケジュールされたままになります。レコードが条件に一致しなくなると、そのレコードのスケジュール済みアクションはキャンセルされます。
- 参照項目値が変更され、まだスケジュールが処理されていない場合、更新された項目値を使用してアクションのスケジュール時間が再計算されます。
たとえば、商談の完了予定日の 7 日前に商談所有者にメールを送信するプロセスがあるとします。完了予定日は 20XX 年 2 月 20 日に設定されていて、メールは 20XX 年 2 月 13 日に送信されるようにスケジュールされています。メールが送信される前に、完了予定日が 20XX 年 2 月 10 日に更新されます。スケジュール時間が再計算されて、20XX 年 2 月 3 日にメールが送信されるようにスケジュールされます。
- レコードが作成されたら開始するプロセスの場合、そのプロセスに関連付けられたレコードが再評価されることはありません。スケジュール済みアクションが実行された時点で、レコードが関連する条件に一致しなくなっても、アクションのスケジュール時間は変わりません。
- スケジュールが関連付けられているレコードまたはオブジェクトを削除すると、レコードのスケジュール済みアクションはキャンセルされます。
リードの取引開始に関する考慮事項:
- 未実行のスケジュールがリードのいずれかの項目に基づいている場合は、リードの取引を開始できません。
- [リード変換からの検証とトリガー] が有効になっている場合、リードのスケジュール済みアクションは、リードの取引開始時に実行されません。
- 関連付けられているスケジュール済みアクションが終了する前にリードがキャンペーンメンバーとして取引を開始した場合、Salesforce ではそのままスケジュール済みアクションを実行します。
イベントプロセス:
次の考慮事項はイベントプロセスにのみ適用されます。
- イベントプロセスで項目ベースのスケジュールが実行されると、プロセスを作成したユーザーのタイムゾーンの現在の項目値が使用されます。
- 項目値が変更されたり、関連するレコードまたはオブジェクトが削除されたり、レコードが関連する条件に一致しなくなったりしても、アクションのスケジュール時間は変わりません。
- プロセスの開始時に条件が満たされていれば、スケジュール済みアクションが実行されます。
関連付けられたプロセスが無効化された場合の処理
プロセスを無効化しても、待機中のスケジュール済みアクションのスケジュール時間は変わりません。無効化されたプロセスに待機中のスケジュール済みアクションがあり、スケジュールの基となる項目を含むレコードが変更されると、Salesforce ではそのアクションのスケジュールを再評価します。
プロセスが無効化されると、関連するレコードに加えられた他のすべての変更は無視されます。スケジュール済みアクションはキューに残り、スケジュールが再計算されない限り、時間どおりに処理が続行されます。
スケジュール済みアクションが失敗した場合の処理
プロセスを開始したユーザーが無効であることなどが原因でスケジュール済みアクションが失敗した場合、プロセスを作成したシステム管理者に失敗に関する詳細が記載されたメールが送信されます。失敗したスケジュール済みアクションをキャンセルする前に何回か再試行されます。

