リアルタイムイベント監視のデータ保存
リアルタイムイベント監視では、イベントデータを Salesforce オブジェクトに保存して照会できます。保存イベントの多くは、大量データの最大 6 か月間の保存に適した Salesforce Big Object が対応します。Big Object ではデータが Salesforce ネイティブとして保存されるためアクセスしてレポートやその他の用途に使用できます。一部の保存イベント (脅威検知など) は、標準 Salesforce オブジェクトが対応します。
必要なエディション
| Salesforce Classic (使用できない組織もあります) および Lightning Experience の両方で使用できます。 |
使用可能なエディション: Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition Salesforce Shield または Salesforce Event Monitoring アドオンサブスクリプションが必要です。 |
保存イベントでの SOQL の使用
標準 SOQL のクエリは、Big Object と標準オブジェクトの両方の保存イベントに対応しています。
標準 SOQL
標準オブジェクト (脅威検知の保存イベントなど) では、すべての項目で SOQL クエリがサポートされています。一方、Big Object では、次の 2 つの項目でのみ SOQL クエリがサポートされています。EventDate または EventIdentifier。標準 SOQL コマンドのサブセットを使用して Big Object を照会できます。絞り込みには EventDate のみ、または EventDate と EventIdentifier の組み合わせを使用できます。
例外は ReportEvent で、EventDate、EventIdentifier、UserId (ベータ) の 3 つの項目を使用して絞り込むことができます。ReportEvent で有効な検索条件は次のとおりです。EventIdentifier のみで絞り込むか、UserId と EventIdentifier で絞り込むと、クエリは失敗します。UserId のみを検索する場合、最初のインデックスでのみ範囲クエリを実行できます。
- UserId のみ
- EventDate のみ
- UserId と EventDate
- EventDate と EventIdentifier
ReportEvent の UserId 検索条件はベータ機能としてのプレビュー版であり、Salesforce とのメインサービス契約における「サービス」には含まれません。この機能はお客様各自の裁量で使用し、購入するときは、現在正式にリリースされている製品および機能に基づいて判断してください。Salesforce はこの機能の特定期間内の正式リリースまたはリリースの有無を保証しません。また、いかなる時点でもこの機能を終了できるものとします。この機能は、評価のみを目的としており、本番環境で使用するものではありません。この機能は、そのままの状態で提供され、サポートされておらず、ここから生じる、またはこれに関連する被害または損害に対して、Salesforce はいかなる責任も負いません。すべての制約、Salesforce の権利の保留、本サービスに関する義務、および関連する Salesforce 以外のアプリケーションならびにコンテンツの条件は、この機能の使用に等しく適用されます。
保存イベント
以下は、リアルタイムイベント監視の保存イベントです。一部のイベントオブジェクトでは、ストレージがデフォルトで有効になっています。
| イベントオブジェクト | 標準か Big Object か? | デフォルトで有効化されたストレージ | 使用事例 | 考慮事項 |
|---|---|---|---|---|
| ApiEvent | Big Object | いいえ | 会計年度中に特定のオブジェクトについて発生したすべての API 活動に関するデータを保存する。 | オブジェクトはリアルタイムイベント監視でのみ使用できます。データは最大 6 か月間保存されます。 |
| ApiAnomalyEventStore | 標準オブジェクト | いいえ | ユーザーが API コールを行う方法の異常に関するデータを保存します。 | オブジェクトはリアルタイムイベント監視でのみ使用できます。データは最大 6 か月間保存されます。 |
| BulkApiResultEventStore | Big Object | いいえ | 会計年度中に特定のオブジェクトについて発生した Bulk API 活動に関する大量のデータを保存します。 | オブジェクトはリアルタイムイベント監視でのみ使用できます。データは最大 6 か月間保存されます。 |
| CredentialStuffingEventStore | 標準オブジェクト | いいえ | 特定したクレデンシャルスタッフィング攻撃中の正常なユーザーログインに関するデータを保存する。ログイン情報スタッフィングとは、盗まれたユーザーログイン情報を使用した大規模な自動ログイン要求を指します。 | オブジェクトはリアルタイムイベント監視でのみ使用できます。データは最大 6 か月間保存されます。 |
| FileEventStore | Big Object | いいえ | ユーザーがファイルをダウンロードしたときなど、ファイル関連のイベントデータを保存します。 | オブジェクトはリアルタイムイベント監視でのみ使用できます。データは最大 6 か月間保存されます。 |
| IdentityVerificationEvent | Big Object | いいえ | 組織のユーザー ID 検証イベントに関するデータを保存します。 | オブジェクトはリアルタイムイベント監視でのみ使用できます。データは最大 10 年間保存されます。 |
| IdentityProviderEventStore | Big Object | いいえ | 問題があった認証要求と成功した認証要求に関するデータを ID プロバイダーイベントログに保存します。 | オブジェクトはリアルタイムイベント監視でのみ使用できます。データは最大 6 か月間保存されます。 |
| LightningUriEvent | Big Object | いいえ | Lightning Experience でいつエンティティが作成、アクセス、更新、削除されたかに関するデータを保存する。 | オブジェクトはリアルタイムイベント監視でのみ使用できます。データは最大 6 か月間保存されます。 |
| ListViewEvent | Big Object | はい | いつユーザーが取引先責任者、取引先、カスタムオブジェクトなどのレコードのリストを操作したかに関するデータを保存する。 | オブジェクトはリアルタイムイベント監視でのみ使用できます。データは最大 6 か月間保存されます。 |
| LoginAsEvent | Big Object | はい | いつ Salesforce システム管理者が別のユーザーとしてログインしたかに関するデータを保存する。 | オブジェクトはリアルタイムイベント監視でのみ使用できます。データは最大 6 か月間保存されます。 |
| LoginEvent | Big Object | はい | 不明な IP アドレスまたは場所からログインを試みたユーザーの数とログインできないようにブロックされたユーザーに関するデータを保存する。 | オブジェクトはリアルタイムイベント監視でのみ使用できます。データは最大 10 年間保存されます。 |
| LogoutEvent | Big Object | はい | 正常にログアウトしたユーザーに関するデータを保存する。 | オブジェクトはリアルタイムイベント監視でのみ使用できます。データは最大 6 か月間保存されます。 |
| PermissionSetEventStore | Big Object | いいえ | 権限セットおよび権限セットグループの権限割り当ての変更に関するデータを保存します。 | オブジェクトはリアルタイムイベント監視でのみ使用できます。データは最大 6 か月間保存されます。 |
| ReportAnomalyEventStore | 標準オブジェクト | いいえ | ユーザーによるレポート実行またはレポートエクスポートの異常に関するデータを保存する。 | オブジェクトはリアルタイムイベント監視でのみ使用できます。データは最大 6 か月間保存されます。 |
| ReportEvent | Big Object | はい | 機密レポートが何回誰によってダウンロードまたは表示されたかに関するデータを保存する。 | オブジェクトはリアルタイムイベント監視でのみ使用できます。データは最大 6 か月間保存されます。 |
| SessionHijackingEventStore | 標準オブジェクト | いいえ | 未承認ユーザーが、盗取したセッション識別子を使用して Salesforce ユーザーのセッションの所有権を窃取した状況に関するデータを保存する。 | オブジェクトはリアルタイムイベント監視でのみ使用できます。データは最大 6 か月間保存されます。 |
| UriEvent | Big Object | いいえ | Salesforce Classic でいつエンティティが作成、アクセス、更新、削除されたかに関するデータを保存する。 | オブジェクトはリアルタイムイベント監視でのみ使用できます。データは最大 6 か月間保存されます。 |

